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買ってよかったもの
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お久しぶりです。 2018年1月末を持って、現在委託に出している同人誌を引き上げることといたしました。 これにより、隠密突撃隊出版局は、同人活動を正式に休止いたします。 なぜこういうことになったのか、お話しなくてはならないでしょう。 2002年に私がうつ病を患ったのは公表済みですが、そのうつ病の間接的な要因にTRPGがあるのです。そのため、発病の前後、自分がコンベンションに行くと、当時の知人から「疲れてます?」と声をかけられることも少なくありませんでした。それでも創作意欲は失われなかったので、コミケやゲームマーケットに向けて、1年に1冊は新刊を出しておりましたので、何とかやる気は出ていた方でした。 ただ、同人以外の私生活はどうかというと、いろんな仕事を転々としていまして、定着しなかったのです。毎日職安に通っても1年以上仕事にありつけなかった日もありましたし、財布が苦しいので自然とゲームを遊
あけましておめでとうございます。 昨年末に発売された「D&Dスターター・セット」が好評をもって売れているとの報を聞いて、安堵している反面、ちょっとした疑念も抱いております。 もちろん、入門者向けとはいえ5040円もするような高額商品が売れているというのは喜ばしいことです。 5040円くらいなら、今のD&Dのサプリメントを毎月毎月買うような安定した収入のある皆様には痛くも痒くもない金額です。 そのため、今回の「スターター・セット」を買った人も、そういったお金に余裕のあるプレイヤー層がメインなのではないかと思います。 ここで疑問。 「D&Dスターター・セット」は、本当にD&Dを始めたい人の手に渡ったのか?と言うことです。 今のメインのTRPGプレイヤーが買うルールブックは、文庫だったり、3000円とか4000円とかのムックサイズ、それもちょっと大きな書店で入手可能なものばかりだったりします。
コンベンションで出会った人やサークルの友人先輩などから、よく「◎◎と言うシステムは面白い」とか勧められることがある人も多いかと思います。 ルールブックを買う人にも色々ありまして、雑誌やネットの前評判を重視して買う人や、ゲーム出版社、制作者のブランドだけで買ってしまう人、実際に遊んでみて「面白い」と確信してから買う人など、様々です。 「◎◎と言うシステムは面白い」と言う推薦の言葉は、決して悪意があるものではないと思います。 ですが、その推薦の言葉は、保証されたものなのでしょうか? たとえば、サークルの先輩が、「D&D4thと言うシステムは面白い。買え。俺が保証する」と言ったとしても、その言葉が真実でなかったとしたら、嘘をついていることになります。 お金がある社会人ならともかく、お金がない社会人や学生さんなどですと、ルールブックは未だに高い買い物であることに変わりはなく、おいそれと新しいゲーム
お久しぶりです。 先のエントリーで挙げました通り、同人誌の通販を受け付けておりますので、この機会にご用命頂ければ幸いです。 TRPGのルールブックには、プレイヤー用のルールと、ゲームマスター用のルールがある訳です。 昔の箱入りのルールセットですと、プレイヤー用のルールブックとマスター用のルールブックが別になっていることが当たり前でした。 今の書籍タイプのルールブックですと、プレイヤーのルールとマスターのルールが分けて書かれていることが普通ですね。 FEAR作品では「ルールセクション」「ゲームマスターセクション」と明確に分けられていますし。 プレイヤーはプレイヤーのルール、マスターはそれに加えてマスター用のルールを扱っていた訳です。 昔は、プレイヤーはマスター用のルールにアクセスすることを(名目上は)制限されていました。 なぜか? クラシックD&Dのダンジョンマスター用ルールブックの冒頭には
コミケもJGCも終わりまして、後処理も済んで、iTunes9も来て(SnowLeopardは自分には関係ありません)、ようやくブログを更新する時間ができました。 で、自分の書庫には何回か前のコミケで買った同人誌とかが紙袋に包まれたまま未整理の状態で転がっていたりしていたのですが、これをなんとか整理していたところ、書庫の隅っこから金澤尚子先生の『ぴよぷー☆生活』が出てきました。 この漫画も単行本発売されたのが9年半前でして、FEARのサイトでは品切れとなっておりまして、しかも金澤先生とFEARの現在の関係を察するに再販も絶望的なので新品入手はほぼ不可能という、既に過去の遺物となりかけている代物であります。 私としては「くいっくすたーと」みてぇなGF会員にしかネタが分からんような身内受けで終わっている漫画を出すよりも、コレや『ぴよぷー☆生活2』のような含蓄が豊富になってためになる本をぜひとも再
◎ [TRPG]シングルフォーカスから、本当の障害考察。(先にご覧下さい) ◎ [つれづれ]FEARゲーの多くは何故つまらないのか。 うーん、私はFEARの作品をつまらないと思ったことはないですし、逆に面白いと感じることが多いクチなのですが(あらかじめ言っておきますが、私はFEARのルールブックは読みにくいものが多いとは言ったが、ゲームがつまらないと書いたことは1度もありませんので)。 FEAR作品で、シングルフォーカスの作品で、私が遊んだことがあるのはドラゴンアームズやガンメタル・ブレイズ(ドラゴンアームズとガンメタル・ブレイズは有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ、有限会社ゲーム・フィールドおよび株式会社エンターブレインの著作物です)などですが、これら2作品は、シングルフォーカスを有利に進めるためには、他のプレイヤーとのコミュニケーション(=ロールプレイ)を必須とするルー
新しいルールブックを買うときに、皆さんは何を判断基準にするでしょうか? 私がTRPGに手を染めた20年前(もう20年経つのか…)には、インターネットはもちろんなかった時代ですから、雑誌記事がもっぱらの情報源でした。 1989年、と言えば「ソード・ワールドRPG」の初版が出た年ですね。 クラシックD&Dの最盛期であり、この年から1994年あたりまでが、国産・洋物を問わず多種のTRPGシステムが発売されて、「TRPGバブル」なんて言っていた人もいた頃です。 雑誌での新作情報や広告が第一の判断基準だったり、実際に新しいゲームを遊んでみて、気に入ったら買うというような事が普通でした。 ソードワールドがエポックメイキングと言われる理由の一つに、「ルールブックを発売する前にリプレイを発売する手法を確立した」というのがあります。 クラシックD&Dが日本で発売された時は、多くのシミュレーションゲーマーが「
松の内も開けたので新年の挨拶はなしで寒中お見舞い申し上げます。 新年一発めですが、2005年に発行した同人誌「RPGの壁」のpdf版を公開いたしました。 ご笑覧ください。 今年も、下衆と言われようが最低と言われようが言いたいことは言うという方針で行きますので、どうかご愛顧のほどをお願い申し上げます。
コンベンションが 怖くなくなる おまじない 上のエントリーは「コンベンションが怖くなくなるためにはどうしたらいいのか?」ということを述べているのだが、結論が決定的に良くない。 コンベンションを怖がっている人に対して「2ちゃんねるを見ろ」では何の対症療法にもなっていない。 大体、「2ちゃんねる」のような悪意に満ちた信用に置けない悪質で誹謗中傷だらけの掃き溜め掲示板を見ろと薦めるのは、「TRPGが怖い」と言っている人に向けて菊池たけしや井上純弌や田中天を見せるような物であって、よけい怖がらせるだけの非常に危険極まりない行為であることを警告しておく。 だが、「コンベンションが怖い」というTRPGプレイヤーが少なからずいるのも事実である。 では、なぜ彼または彼女たちが、コンベンションが怖いというのか、以下にそのファクターを上げてみることにする。 *規模 それまで、気の知れた仲間達と遊んでいたり、小
回転翼様がシーフを軽戦士にするなとエントリーを挙げられたのですが、D&D3.5でローグというクラスが本当に軽戦士として有効なのかというのを考えてみます。 …と思ったら、先にD16様がデザインコンセプト的にやってしまいましたので、それではルール的な側面から見てみましょう。 その前に、3.5eのエラッタにこんな追記分があるので参考までに。 役割:グループにおけるローグの役割は、どんな技能を選択したかによって大きく異なる――彼らは魅力的なペテン師にも、悪知恵の働く泥棒にも、機敏に立ち回る軽戦士にもなり得るのだ。しかし、ほとんどのローグはある程度の共通点を持っている。彼らは長時間に渡って近接戦闘を続けるのは苦手であり、急所攻撃や遠隔攻撃といった、敵の隙を突く戦い方に特化する。優れた隠密の技と罠探し能力を持つローグは、ゲーム中で最高の偵察役である。 種族は人間、能力値は上から10,18,14,16,
なんかりういち君の例のページが、なぜかフランスのサイトで紹介されていて驚きました。 アクセス解析見たら見慣れないリンク元があったものでして…。 これまで当ブログでは、ことあるごとに「FEARのルールブックは読みにくい」と書いて来た。 では、なぜ読みにくいのか? 何処が読みにくいのか? 今回はその部分を解明していこうと思う。 なお、FEARのルールブックとして、ムックサイズの機甲ファンタジーRPG、文庫サイズの現代スタンダードRPGを傍に置いて書き進める事を申し添える。 現在のFEARのルールブックの書き方は、1998年のアーバンアクションRPG第3版に起源がある。 それ以来、ずっとこのフォーマットで書き続けられて来ている。 実は、FEARのルールブックが読みにくいのは、前身の怪兵隊からの伝統で、その証拠に、1993年に発売されたアーバンアクションRPG初版ですら、既に各所から「読みにくい」
前回のエントリーで、ある同人作家の方から「印刷所に対してそれはないんじゃないか」というご意見を頂きましたので、エントリーを修正いたしました。 不快に思われた方には深くお詫び申し上げます。 実は、その印刷所が実質3日で新刊を完成させてきまして、いったいどういう仕事をしたのかと、早さと凄さに驚いております。 入稿したときには「納期2週間」と言われていたものですから。 印刷所には感謝感激であります。 さて。 D&Dプレイヤーズハンドブック3.5版の「はじめに」は、以下の言葉で結ばれています。 「D&Dは想像力のゲームであると同時に、コミュニケーションのゲームでもある。だからクリエイティブに、大胆に、キャラクターに忠実にーーそして何より、楽しくプレイしよう。」 今回は「クリエイティブ」という点、つまりTRPGの「創造性」について考えてみます。 まず、TRPGにおいて何を「創造するのか」を分けてみま
ゲームマーケット2008にて、2つお隣のクトゥルフサークルの方と色々話をすることができました。 その中で、深淵第2版の話になり、色々と興味深いことを聞くことができました。 深淵は事故率の高いシステムだ、とか、あのデザイナーの関わるゲームは当たり外れが激しすぎる、とか・・・ その中で、深淵の「渦型」のシナリオについて、あれは今のゲームになれているマスターはうまく回せなくて、事故る確率が高いんじゃないのか?という話が出ました。 彼は今人気のゲームのマスタリング方法、たとえばレゲネイドアクションRPGやアニメ化されたRPGのように、「ハンドアウト」や「今回予告」「シーン制」など、マスタリングの方法が色々と規定されているシステムに慣れてしまうと、渦型のようなアドリブや柔軟な応用が求められるマスタリングはできないのではないか?と話していました。 深淵のシナリオには、プロットやストーリーをきっちりと作
TRPGのキャラクターシートというのは、ゲームシステムとプレイヤーを間接的に結びつける存在として重要だと思うのです。 ほとんどのルールブックにはキャラクターシートが付属していますが、中には付属しないものもありまして、例えばキャッスル・ファルケンシュタインでは劇的登場人物の情報は「手記」としてレポート用紙に書くように指示されていますし、バイオレンスの場合はカバーを取ると裏表紙に「印刷されています」と説明されていたりします(白紙ですが…) しかし、付属している場合でも、例えば文庫ルールブックに付属している場合は拡大コピーしなきゃいけないとか、2分割されていて貼り合わせてからコピーしろとか書いてあってナメとんのかコラと思うものも中にはあるんですが、出版社も親切になったのか、pdfでキャラクターシートを公開するようになって来ているのでそんなに不便でもなくなって来た感じがします(が、肝心のルールブッ
最近硬いエントリーばかりだったので、今日は柔らかめのものを。 TRPGを遊ぶための「空間」について考えたことはあるでしょうか? この「空間」は、おおよその場合、ゲームを遊ぶ「場所」と同一に考えられます。 例えば、誰かの家の部屋。 公民館の部屋。 コンベンション会場。 テーブルとベンチのある公園などなど。 D&Dプレイヤーズハンドブック3.5版の「はじめに」にはこう書いてあります。 「さあ、ゲームをプレイしようーー場所は、みんなが居心地良く過ごせて、バトル・グリッドとミニチュアを置け、ダイスをロールでき、ルールブックやキャラクター・シートを広げられるところならどこでもいい。」 TRPGは会話するゲームなので、テーブルの周りは出来るだけ静かな方がいいでしょう。 ただ、あまりに静かなのが嫌だという人もいるので、カジュアルプレイでは耳障りにならない程度にインストゥルメンタルを流すこともあるみたいで
当ブログには、ありがたくもコメントを付けてくださる方がいる。 当方の方針として、むやみに削除したり干渉するのは公平でないと思うので、よほどのものでない限りは自由にコメントできる仕様としている(SPAM対策チェックは入れてますが)。 さて今回は、前々回のエントリーにあったコメントについて、気になったところがあったのでお返事しようと思う。 >現在のルールブックが果たして「入門書」が必要なほど難解かどうかを考えたことはないのだろうか? 入門書がないのではなく、ルールブックを読めば十分理解できて必要が無い、ということを考えたこともないのだろうか? 私は、たとえ難解であろうとなかろうと、入門書は必要であると考える。 難解であるならば平易な、平易ならばより平易な入門書が必要なのだ。 約15年前、TRPGの「ブーム」が過熱した際、数多くのTRPG入門書が発売されていた。 これは当時のルールブックが難解だ
xenothの日記:TRPGは絶滅したか? 16年ほど前のTRPG界の過熱を知っている人は、時として「TRPGは衰退した」という人がいる。 しかし、本当に辛かった1995年から1998年あたりを「底」として考えれば、現在の状態は(16年前ほどではないが)かなり盛り返しているのではないか、と思える。 考えてもみて下さい。 TRPGを扱っている月刊誌が2つもあって、毎月新作なり関連商品が発売されていて、毎週のようにどこかでコンベンションがあって、プレイ環境は有志の手によって整備されている。 これは恵まれている状態ではないだろうか? 出版不況と言われる中、毎月毎月サプリメントをこれでもかこれでもかと出しているシステムがある。 あのD&Dである。 ホビージャパンが3.0を出す、と聞いた時は、誰も今のような状態を想像できなかっただろう。 だが、HJは最初こそもたついたものの、特に3.5が出る前後(も
TRPGのキャラクターシートには、大抵の場合、キャラクターのイラストを描くスペースがありますよね。 皆様はイラストを描きますか?描きませんか? 私は描かないほうです。 絵がへたくそなので、描くと却ってイメージを壊してしまうんじゃないかと思う訳です。 キャンペーンや、同人誌制作のためのリプレイ取りのプレイだと、絵が描ける人が同じテーブルにいると、「自分のキャラクターはこんなイメージです」とか言うと、ありがたくもイラストを描いてくれたりもしました。 コンベンションでそういうお願いをしている人もいましたっけ。 キャラクターのイラストがあると、ゲームで感情移入しやすいという人もいますが、逆にないほうがイメージを膨らませることが出来て良いという人もいますので、これはもう人それぞれですよね。 ただ、テーブルの他のプレイヤーがみんなイラストを描いているのに、自分だけ空白のままでは、なんか無言の圧力があっ
今回は自戒の念を込めて。 初心者の敵。 それは誰でもない、「ベテラン」(クラシックD&Dの1レベルファイターではなく、本当に上級者の意)である。 それも、ベテランであればあるほど、初心者への敵になりやすい。 例えば、プレイテーブルのプレイヤー全員が、プレイ経験が少ない「ゲームシステムの初心者」、あるいは「TRPGそのものの初心者」であるばあい、この問題はほとんど発生しない。 しかし、その中に一人でも「ベテラン」が入っていた場合、以下の問題が発生する可能性があることを考慮する必要がある。 普通、あるゲームの「ベテラン」と言えば、初心者を歓迎し、ルールやテクニックを教えたり、ロールプレイの指針を示したりなどして、新しいプレイヤーにゲームを楽しんでもらおうと補助する姿勢があると言われている。 例えばD&Dで長く遊んでいたベテランは、長く遊んでいるうちに、自分なりのプレイスタイルを確立するに到る。
これを読んでいる皆さんは、TRPGの入門のための様々な知識、例えば用語などを、どのような媒体で知って、覚えたでしょうか? ルールブックに用語集がありましたか? リプレイで読んで覚えましたか? それとも、まず遊んでみて、他のプレイヤーに聞いたりして覚えましたか? 過去に同人誌を編集していて感じたことですが、TRPGの用語は、TRPG全体に通用するものと、特定のジャンル(例えばファンタジーやサイバー世界など)や特定のメーカーの作品で使うものと、特定の一つのゲームシステムでしか使われないものに大別されます。 このうち、特定のゲームで使用されるだけの用語は、新作ゲームが一つ出るごとに、何十もの言葉が出てくるので、到底把握しようがありませんが、使われるのがそのゲームだけなので、そのゲームを遊ぼうとしないのならば、特に覚える必要はないものです。 それでは、TRPG全体で使われる用語、すなわちどんなゲー
関西在住のプレイヤーA氏は、普段ソードワールドや●●●●ー●などを主に遊んでいるのだが、たまには違うゲームを遊んでみようと思い、見知らぬゲームサークルのオープン例会に足を運んだ。 その例会で目に留まった一つのゲーム「●●●●●●●●●●」。 募集プレイヤー人数4人限定、初心者対応と黒板に書かれていた。 A氏はこのゲームが年末に出た新作であることしか知らず、当然遊んだこともなかったのだが、新作を遊んでみようという意思があってここに来たので、臆せずそのサークル会員のゲームマスターに声をかけた。 A氏「すいません、このゲーム初めてなんですがいいですか?」 GM「失礼ですがルールブックはお持ちですか?」 A氏「持ってません」 GM「では、リプレイは読まれました?」 A氏「いいえ、初めてなので」 GM「・・・そういうことでしたら、申し訳ありませんが今回は受け入れられませんので、他の卓をお探し下さい」
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