サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
Wikipedia
twitter.com/smasuda
真面目な学生はよく「今の自分は(誰それより)恵まれている(から不平は言うべきでない)」とか言うけど、恵まれた立場ならそれを生かして学んで得たその能力を社会に還元すればいいだけ。恵まれた立場を自分一人だけの所有物と考えるから申し訳なくなるし社会問題にも沈黙してしまうわけです
選挙公報ゆっくり読んでいた。まず「ふざけた政党や候補者が増えたなあ」と感じる。有権者を対等な討議相手ではなく消費者とみなし、一票を効果的に掠め取るためにどう広告打つか、という発想が満ちている。それ見て「バカにしてるな」と判断できる有権者を育てるのが教育の仕事なのだろうとおもう
MISIAがフジロックで君が代歌って議論騒がしいようなので聞いてみた。なんかオリンピックのときよりソウルマナーに寄せた歌い方やったな
オレ80年代の子供だから「ルサンチマンを根拠にする思想はやがて滅ぶ」という空気を吸って育ってきたんだけど(それは60年代の思想的反省だったことを後で知る)21世紀の今になると人々がルサンチマンを根拠にした思想に駆動されて恥じないこ… https://t.co/vfnqAPUPNI
こういう「作品と作者の関係」に関心がある人は、古い本ですが佐々木健一『作品の哲学』https://t.co/bdQUwXZp9e 読むといいよ。専門書ですがオレらの稚拙な考えはほぼ網羅され高度に検証されている。特に「作品の質が低い… https://t.co/2jdHnCph9t
「お前は教養がない」と言われたら「お前こそ教養がない」と言い返せばいいのに。教養がない人間などいない。「人々が知っていることのうちなにが教養なのか」を定める権力だけが存在する。「教養を振り回すな」という権力者とはそういうことです。オレ無教養だけどそれくらいはふつうわかるよ
日本学術会議問題でワイドショーに今回任命されなかった一流学者が出て盛んにコメントしている。妻は「なんか一流の学者って的確に相手の矛盾を指摘するのがすごいねえ」という。まあ確かに三流学者のオレとは違う。ほんまの一流の学者がこれだけテレビに露出して喋るのはわりと空前ではなかろうか
自分の大好きなミュージシャンや俳優が政治的に同意し難い発言をしたとき、それを無理やり擁護するファンというのは多い。美的忠誠を政治的判断に優先させるということなのだろう。両者を切り離して「あいつの音楽は最高だけど政治的主張はクソ」と普通に言える社会にするのが大人の仕事やと思っている
こないだ一回生向けの授業で「www」とか「草」が癖になってると人間成長しないよ、という話をした。こういうゼロ年代ネットスラング由来の話法は、わけのわからないものに向き合わず嘲笑する態度を示す印で「自分が理解できないものを自分から切り離す」ことで自分の知的枠組を防御する機能を持つ
今日は星野源の動画でひとしきり荒れたけど、みなさんこれで「音楽はそもそも本質的に政治的な出来事」であることがご理解いただけたことかとおもいます。遅いけどhttps://t.co/rySSQFcMCq
ツイッターは「アカウント作ってから1ヶ月経たないとコメント付きリツイートも他人へのコメントもできない」という仕様にすれば、クソリプの63%を占める見知らぬ他人のコメントにカッとなって作った捨てアカによるクソリプはほぼ死滅するとオレの脳内シンクタンクが発表した
全国の大学では学長が教員に「科研費を取ってこい」とハッパをかけている。だが政府が「抗議がくるような事業の補助金は交付決定後も撤回する」のであれば、科研費も事後の抗議で不交付になると国が宣言したようなものだ。国から補助金を得る事業組織の長は今回の不交付措置に断固抗議するのが筋だろう
昨日のシンポの議論で「本当にダメな意見は相手にせず少しダメな意見を厳しく批判する学知」問題が面白かった。「格が下がるから相手にするな」をやっているうちにダメな意見が無批判なまま隆盛する合成の誤謬問題。「話が通じない人にいかにして働きかけるか」をまじめに考えなあかんと個人的には思う
志垣民郎『内閣調査室秘録:戦後思想を動かした男』(文春新書)https://t.co/DhF19jKfg2 さほど期待せず読んだが予想を裏切りぶっちぎりの面白さ。内調発足時からのスタッフである著者の日記を元にした本だけど、担当が「… https://t.co/Ve0OJCd3eG
「誰に投票したらいいかわからない。責任が持てないから選挙に行かない」という人が時々おる。逆。まず適当に誰かやどこかに投票してみて、その人や政党の選挙の後の行動をじっと観察するわけよ。で次の選挙ではまた誰かに投票する。政治参加ってそういう繰り返し。最初からわかってる人などいないです
上野千鶴子の祝辞オレは評価する派ですけど、一日経っても賞賛反論混じった議論を巻き起こすアジェンダを設定したのはさすが稀代のアジテーターやなと思う。あと議論がインテリ圏内にきっちり限定されそれ以外にほとんど及んでないのはさすがで、反論するほど本人の意図が達成される仕組みになっている
鈴木「保守的ですね。まさに安倍政権支持ですもんね。安倍首相大好きで、いわゆる意識高い系が大嫌いです。だからどうなんだろう。あの子らが自然発生的に現れた貧困対策世代なんですかね」 阿部「昔の若者はそういう村社会が嫌で都会に出てきたわ… https://t.co/NnoDFTTHH6
文学部の学生の仕事って常時本を読んで自分の知的地図を自分で作ることで、授業に出るのは行き詰まったときだけでええねん、と授業でゆうたらみんなびっくりしていた。授業に出るだけで自分の知的地図が勝手にできるわけないやん。教員のコピーにすらなれない。授業に出る暇があったら本を読もう
金の卵を毎日産むアヒルがいました。飼主は餌代をケチったため、金の卵は週に一度しか産まれなくなりました。アヒルを信賞必罰の環境に置けばもっと卵を産むはずだ、と思った飼主は、アヒルが金の卵を産んだ日にだけ餌を与え、産まない日には与えませんでした。やがてアヒルは死にました。今の大学政策
いつも言ってるが「無駄なことは勉強したくない」「役に立つ知識だけ欲しい」「効率的に学びたい」という学生は常に伸び悩む。役に立つか立たないかより「面白いかどうか」で学ぶ学生は最初は鈍くてもある時期からぐいんと伸びていく。「役に立つこと」だけを大学で教えてたらこの国はアホになるよ
椎名林檎にしてもゆずにしてもRADにもまた「政治的左右から自由な愛国歌」の希求という契機が確実にある。それを「ナショナリズムは危険」と潰すばかりでは、それこそ排外主義に回収されるだけやん。今必要な「文化の政治」とは「ポップな愛国意識の発露」を穏当に着地させる文脈化や解釈やと思う
↓その昔大学院の授業で自分の研究テーマの文献リスト作成の課題出したら「存在しない文献」をでっち上げてそれでリスト埋めてきたとんでもねえ女子院生がいた。私は慌てず騒がず一つ一つの文献の概要を答えさせた。4つ目くらいでギブアップした彼女は現在駆け出しの漫画家をやっている。ある意味大物
「政治的」という形容詞で名指されるのは常に政治的に周縁的な立場からの主張です。「そんな政治的なことをこんなところで言うなよ」と言うのは常に政治的主流派の振る舞いです。そのような最も政治的な振る舞いが「政治的」と呼ばれることはありません。何が「政治的」かを定義する力を権力という
前も書いたが大阪商業講習所(大阪市大の前身)の設立者として五代友厚像建立の話があった時、大学史資料室から「最新研究では五代の関与は限定的だった」という長文の異論が出たにもかかわらず、いつの間にかうやむやになり像が立つに至る。「創られた伝統」の教材として新年度から学生に学ばせたい
人文学で「これからは英語でも論文かかないと…」というのはある意味正しいよ。近年の日本語圏の研究評価が「英語で論文書くと偉い」みたいな短絡だから。でもそれは日本語話者の世界理解にはあまり貢献しないよね。稚拙な英語論文書くより淡々と翻訳する人の方が偉いとおもうけどな人文学者として
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『増田聡 (@smasuda) | Twitter』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く