宇都宮のライトレールが来年、開業する。宇都宮駅の東口の再開発事業も先月、まちびらきをした。ということで、宇都宮は盛り上がっていて、都市計画学会の大会も宇都宮市で開催される。そして、大会の初日にシンポジウムが開催された。基調講演の古池弘隆先生は、流石、その深い知識、まちづくりのそれまでの長年にわたるコミットメントから、大変、いいお話を聞くことができた。古池先生、もう82歳とかだと思うが、まったく衰えを感じさせず、その説得力のある話には引き込まれた。そして、古池先生なくして宇都宮にライトレールがつくられることはなかっただろう、ということを改めて確認した。 しかし、その後のパネル・ディスカッションは非常に今ひとつであった。学者代表のシビック・プライドの伊藤香織先生はさすがしっかりとしていたが、パネリストの役人などがあまりにも無能で軽薄であったのはあきれ果てた。もう、「豊かな地方の生活」「モビリテ