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アメリカ大統領選
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スペイン政府は1492年にスペインから追放され、その多くがバルカン諸国やアナトリアに移住したセファルディム・ユダヤ人に対して国籍を認めるための法案を承認した。 イズミル・ユダヤ教徒財団の会長サミ・アザル氏は、この決定に対し次のように語った。「これは遅すぎる権利である。しばらくの間、問題となっていたし、今日までパスポートの二重国籍の権利を獲得するために申請する人もいた。しかし、今日まで誰一人としてスペインに移住し、定住するための申請をした人はいなかった。パスポートを持っている人でさえとても少ない。皆現在の暮らしに満足しているのだろう。」 イスタンブルに18,000人、イズミルに1,100人、つまり300から350世帯のセファルディムがトルコに住んでいることを明らかにし次のように述べた。 「チャナッカレ、アンカラ、メルスィン、アンタルヤでは、それぞれ2、3家族が生活している。パスポートのために
ドイツのハンス=ペーター・フリードリッヒ内相は、サッカードイツ代表チームのメスト・エジルが「純粋なドイツ人でない」とするツイッター攻撃について厳しく非難した。 フリードリッヒ内相は、新オスナブリュク紙に対して、インターネットでのエジルへの人種差別的な攻撃は「不快」と述べた。同内相は、エジルへの攻撃は 「氷山の一角」としながらも、エジルの父親であるムスタファ・エジルがこの問題で訴訟を起こすのはもっともであると語った。また、「インターネットの履歴から容疑者の手がかりが見つかる可能性があります。しかし現在のインターネットのデータ上にはあまり手がかりがありません」と語った。フリードリッヒ内相は、 EURO 2012で数名のドイツ人サポーターがドイツ‐デンマーク戦で叫んだ人種差別的なスローガンもエジルを困惑させたと話した。ドイツがデンマークと戦った試合中に、ツイッターのあるアカウントには、「エジルは
トルコへベビーシッター業をするためにやってきたキルギス人のマリカ・Nさんは、売春マフィアの手に落ちた。ある友人の助言によりアンタルヤで仕事を見つけるため、ひとりの男に連絡を取った。彼は、これまでのところ売春マフィアの手に落ちたことに気づいていないこの若い女性をまずある(売春)請負業者に引き合わせた。売春の要求に抵抗したマリカさんは、車内で死ぬほど殴られた。頭を繰り返し鉄の棒で殴られた彼女は、コルクテリ幹線道路の道端に投げ捨てられた。 家政婦業をするためにトルコにやってきたキルギス人のマリカ・Nさんは売春マフィアの手に落ちた。抵抗したマリカさんは、頭を何度も鉄の棒で殴られ、道端に投げ捨てられた。 シッター業を目的に昨年12月にトルコへやってきた22歳のキルギス人、マリカ・Nさんは、ある友人の助言によりアンタルヤで彼女に仕事を見つけてくれるというひとりの男と連絡を取った。彼は、これまでのところ
6年間にわたって支給され続けた現金による補助金は経済に何をもたらしたのか? さて月日がたち、インフレと通貨価値の下落によって、国民が受け取っている現金による補助金の価値は今や実質2万トマーン以下となっている。補助金目的化法の施行が開始された年から、支給される額はつねに一定だが、それに対してインフレ率は年々上昇しているのである。 89年デイ月24日〔2011年1月14日金曜日〕に至る週のテヘランにおける食料品の小売価格の平均に関する中央銀行の報告によると、国民は支給された45500トマーン〔約1500円〕の現金による補助金で、国内産の一級米を18キロ購入することが可能だった。しかし95年〔2016/17年〕では、同種の米を5キロしか買うことができないのだ。 大統領経済顧問のマスウード・ニーリー氏は以前、このことについて次のように述べたことがある。「支給される補助金の実際の価値は、89年〔20
■危険に脅かされつつあるヨーロッパの地図: 次なる攻撃の標的となったバルカン諸国 【国際: ムハンマド・エム・アルノー】 11月16日、アルバニアとシリアにいる「イスラーム国」構成員間の連絡組織をコソボ警察が逮捕したと発表した。同組織は11月12日土曜日にアルバニア中心部で開催されたアルバニア対イスラエルのワールドカップ予選に対してテロ活動を画策していたという。イギリスの『Daily Mail』紙は各国の治安と社会の暴力の度合いに基づいて色分けされた新しい世界地図を発行したが、その地図ではバルカン諸国が最高水準から最低水準まで、治安レベルを表す全ての色を網羅していることがわかる。 2018年に開催されるモスクワ・ワールドカップの予選であったアルバニア対イスラエル戦の直前、治安当局は「イスラーム国」が試合中にテロ行為を計画していると発表した。この試合は保守的なムスリムが住民の大半を占めるアル
■ホワイト・ヘルメット:疑惑に満ちた人道事業 【ベイルート:al-Safir*】 2016年のノーベル平和賞受賞者の氏名が今日発表されるノルウェーの首都オスローに注目が集まっている。ノーベル研究所発表によると、今年の受賞候補者は、376の個人・団体に達するが、有力な候補者のなかにあって、欧米諸国から異例とも言える支援を受けるシリアの団体の存在がとりわけ目立っている。「ホワイト・ヘルメット」、あるいは「シリア民間防衛隊」の名で知られる組織が、ローマ法王フランシスコ、アンゲラ・メルケル独首相、昨年欧州諸国の海岸に押し寄せた難民数十万人の救出や支援に貢献したギリシャの島々の住民と接戦を繰り広げているのだ。 受賞争いがヒートアップするなか、ノミネート数の多さがホワイト・ヘルメットにとって有利に働いている。彼らはまた、CNN、スカイ・ニュース、フォックス・ニュースといったテレビ・ネットワーク、『ワシ
■カイロ大学は同大学が発行する証明書や書類から宗教の欄を廃止 【カイロ:ヒバ・アリー・ハーフィズ】 今日(13日)、高等教育・科学研究省大臣であるアシュラフ・シャイヒー博士は複数の大臣とともに、ファイユーム大学の新設の学部や施設の視察を行った。これに先立って、ファイユーム大学で同大臣を議長に大学最高評議会による会議が開かれた。いくつかの議題が話し合われたが、そのうち最も主要な議題は教育プロセスの進展状況及び整備状況の追跡調査であった。 他方で、カイロ大学は、全ての学部・研究施設・センターにおいて、同大学が発行する書類または学生・職員・教員・助手に関わるあらゆる書類から宗教の欄を取り去る決定を下した。 この決定は、エジプト2014年憲法、大学改革とそれに伴って改正された法律に関する大統領の決定、そしてカイロ大学学長のガービル・ナッサール博士の同意に基づいている。 ナッサール学長によると、この
文化省は全国の1,130の図書館に指針文書を送り、非常事態宣言の中で公布された法令により閉鎖された29の出版社の本を図書館から回収するよう指示を出した。回収されて書庫に置かれる予定の本は、その後処分されることが予定されている。 7月27日付け官報の第2版で公布された法令により29の出版社が閉鎖された。フェトフッラー・ギュレン師の本を出版した出版社は法令のリストでは「アルトゥンブルチ出版社、ブラク出版社、デフィネ出版社、ドルナイ教育出版社、ギレスン出版社、ゴンジャ出版社、ギュルユルドゥ出版社、GYV出版社、ウシュク・アカデミー、ウシュク民間教育出版社、ウシュク出版社、イクリム出版社、カイドゥラク出版社、カイナク出版社、ケルヴァン出版社、クシャク出版社、ムシュトゥ出版社、ニル出版社、レフベル出版社、スラト出版広告教育社、ストゥン出版社、シャフダマル出版社、ウフク出版通信社、ウフク出版社、ワシャ
レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領は、ポーランドの首都ワルシャワで行われたNATOの首脳会談の後、重要な発言を行った。トルコへの帰国中に話したエルドアンは、シリア人に国籍を与えことについて次のように話した。「現在、私はこれをとても明らかに表明する。一部の政治家が国籍の問題について場所をわきまえずに話していることによって、わたしはとても悲しんでいる。つまり、一人の人間がどこかの国に国籍申請をするとして、それに対して『いいえ、わたしはあなたを受け入れません』という形でのアプローチで前もって反対することは正しいことなのか。今日、一人のトルコ人がドイツへ行き、ドイツ国民になる。アメリカに行ってアメリカの国籍を取得する。同じことがトルコでも生活している人々のためになぜできないのか。さらに、私たちはここで数人と何年間も友達や兄弟、家族のように法律の範囲内で生活してきた。現在、彼らは祖国から移住してき
第1世代は(それを)自ら経験し、第2世代は否定し、第3世代は調査している……彼らは、オスマン帝国で生まれ故郷から連れてこられて奴隷にされたアフリカ人の子孫だ。彼らはついに声を上げ始めた。「オスマン帝国に奴隷制があったことが認められるべきだ」と言い、向き合うことを望んでいる。 新聞記者のアレヴ・カラカルタルさんの黒人の父方はスーダンから連れてこられた。母親は白人だ。彼は、「私たちは3世代に渡ってイスタンブルっ子です」と話し始めた。「私たちは、アフリカから連れてこられ、宮廷やその周辺で奴隷にされた家族の子孫です。」 カラカルタルさんは、オスマン時代に最も盛んに奴隷貿易が行われていたのは1700年から1800年だと説明する。「毎年何千人もの人々が奴隷市場から宮廷や裕福な家に分配されました。最初の仕事はムスリムにされることで、名前を変えられ、トルコ語を教えられ、自分の言語や伝統を消し去りました。彼
■ライラ・ムラードは嫌いですか? 【サミール・シャッハート】 まともなエジプト人が、あのシルクのような声を持つライラ・ムラード(訳注:1995年没、エジプトを代表する大物の女優かつ歌手)を嫌うなどということがあり得ようか。ただ彼女がユダヤ教徒として生まれたというだけの理由で。それはあり得ない。 アメリカの大統領候補であるドナルド・トランプは選挙戦において、最近、イスラム教徒に対するおぞましい発言をしたが、彼を非難する前に、我々は正直に、こう自問し、率直に答えなければならない。この地上に存在する一人のユダヤ教徒の人間を、ユダヤ教徒であるというだけの理由で嫌うことはあるか。それともパレスチナ人の土地を奪い、さらにわれらの同胞であるパレスチナ人を世界各地に離散させたシオニストのイスラエル人を嫌うのか。 もしもあなたの答えが、「はい、私はユダヤ教を信じているという理由だけで、あらゆるユダヤ教徒(そ
「このような事になるとは思わなかった」 2005年に歴史都市協会都市再生賞を受賞したイズミルのバスマネ地区の旅館街にシリア難民が溢れている。 シリアの内戦から逃れてきた家族は地面に敷いた毛布の上で生活している。母国での戦争から命を守るために逃げてきたと語るシリア難民は、「イズミルはとても暑い。お風呂やトイレを見つけるのにも困っており、子供達は病気になっている。ホテルが林立して、とどまる場所が無いために道端で寝るしかない。ほとんどの人がお金を持っていない。私たちに救援を差し伸べてほしい。戦争の前はこのような状況になるなど考えたこともなかった」と話した。 Tweet
■イスラエル軍をブラック・リストに加える旨の国連の勧告 ■組織的な児童の標的化が要因…「ボコ・ハラム」や「イスラーム国」と共に 【ガザ:本紙、アシュラフ・ハウル】 紛争地域児童担当国連事務総長特別代表を務めるライラー・ズルーキー氏は、イスラエル軍を「イスラーム国」と共にブラック・リストに登録するよう勧告した。同国連高官は、昨年夏の、ガザ地区に対しての直近の戦争のなかで、子供に故意に危害を加えたために、イスラエル軍は「アル=カーイダ」、「イスラーム国」、「ボコ・ハラム」、「ターリバーン」とともにブラック・リストに登録されるべきであると述べた。 ズルーキー氏の勧告は近く、潘基文国連事務総長の武装紛争下の児童に関する特別レポートの補足報告書として加えられ、公にされる。 同レポートの草案は、戦争中にガザ地区において子供を標的としたことに関するイスラエル占領軍への強い批判を含んでおり、この戦争中に、
■写真は「一神教」として「違法」だが科学として「合法」 【リヤド:ウマル・ドゥビーバーン】 サウジアラビアの教育カリキュラムについて議論が続く中、サウジ人生徒の思考に矛盾をきたす「写真」の捉え方が注目を浴びている。中学3年で用いる「一神教」の教科書が写真を宗教的に違法と教える一方、科学の教科書では説明補足のために人間や動物の写真が多く掲載されているからだ。本紙は、世界が、日用品となった「カメラ」が映す変化のただ中にある一方で、本件が解決していないことについて尋ねるため、教育省のムバーラク・ウサイミー報道官にコンタクトを試みた。しかし彼は応じず、電話メッセージでの回答も得られなかった。 「一神教」の教科書では、「写真による映像」についての様々な法的見解が見られる。写真を違法とする次のページでは写真の合法性を含めた逆の見解が見られ、アニメーションのイラストが「禁じられた、大罪の一つ」とされる一
PKK執行委員会メンバーのムラト・カラユランは、スレイマン・シャー霊廟作戦を民主統一党(PYD)と人民防衛隊(YPG)の情報と承認の下で実行したと主張した。カラユランは作戦のために、「完全に話し合いが行われ、共通の計画に従い実現された行動である」と述べた。 スレイマン・シャー霊廟作戦に関してPKKと緊密な関係があることで知られるインターネットサイトで話したカラユランは、トルコが作戦の前にIS(イスラム国)とも合意していたことを話した。ムラト・カラユランは、作戦の間にイスラム国の勢力が後退してトルコ軍にはいかなる妨害もなかったと話した。 スレイマン・シャー霊廟に対する作戦を、モースルのトルコ領事館員救出作戦と比べたカラユランは、「存在する各方面との外交関係のおかげでもともと話し合いが行われ、知らされていました。モースルでイスラム国によって誘拐された領事館員の救出に似ている方法でここにいる兵士
■メディア活動家によれば、モースルで「イスラーム国」が希少な書物を所蔵する図書館に放火 【ニーナワー県(イラク):アナトリア通信】 イラク北部ニーナワー県の中心都市であるモースル市のメディア活動家によると、「イスラーム国(ダーイシュ、IS)」は、土曜日に同市の図書館への放火を敢行した。この図書館には、数千冊の本、文書、写本が所蔵されており、その中には貴重な書物も含まれていた。昨年6月以降「ダーイシュ」の支配下にある同市を訪れることが困難なため、アナトリア通信の記者はこのニュースの信憑性を確認していない。 この活動家は、身の安全を考慮して氏名を明かさないことを希望しつつ、モースルから電話でアナトリア通信に以下のことを明かした。「土曜日の晩、ダーイシュのメンバーが同市中心にある中央図書館に放火した。これは、希少な書物や写本を所蔵するこの図書館を保護する必要がある旨、ダーイシュに所属する同市の名
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ギョルメズ宗務長官は、パリ虐殺に示された感受性がムスリムには示されていないと指摘し、「1,200万人が虐殺されたことに声をあげなかったひとびとがわずか12人に対する殺人を理由に立ち上がったことを教訓として注視している」と述べた。 ギョルメズ宗務長官は、「一方、この10年間にイスラーム地域では苦しみにもだえた1,200万の人びとが虐殺され、ないことにされた。しかし、先週パリで、またいかなる形においても(イスラームの)信仰者でなく、常識的とは思えない12人が無残に殺害された。1,200万人が虐殺されたことには、声をあげなかったひとびとがわずか12人に対しおこなわれた殺人を理由に立ち上がったことを教訓として注視している」と述べた。 ギョルメズ宗務長官は、第30回県ムフティ協議会議について、6ヶ月前にマルディンで次回の会議をバルカン半島での実施することを求めたが、それは実現しなかったと話した。同長
ヨーロッパで民主主義に対する捜査への反応が高まっている。EUと欧州議会(AP)から次々に警告が来ている。欧州委員会近隣政策・拡大交渉委員のヨハネス・ハーン氏は、事態を「非合法」であるとした。欧州議会緑グループの代表のハームス氏は、「エルドアンは贈収賄の嫌疑をもみ消すために新聞 記者を投獄している」と述べた。 トルコ民主主義の黒歴史となった報道制圧作戦へのヨーロッパから多くの反発が起きている。ザマン紙主筆のエクレム・ドゥマンルとサマンヨルTV グループ会長ヒダイェト・カラジャの逮捕直後にEUと欧州議会から続けざまにやってきた反応へ昨日新たなものが加わった。言論と報道の自由を侵害することへの批判の厳しさが増す中で、EU加盟国のイギリス、フランス、オーストリアもそれぞれアンカラに警告を発した。EUは約24時間以内に三回、逮捕を受けての不安を表明した。定例記者会見で昨日の新聞記者の逮捕に関する多く
■バグダーディーのイェニチェリ軍団…従順に育つ少年たち 【バグダード:マシュリク・アッバース】 「ダーイシュ」(イスラーム国)のカリフ、アブー・バクル・バグダーディー氏は、自らが支配する地域において、さまざまな可能性を手にしている。「ダーイシュ」の支配地域はシリアのラッカからイラクのファルージャに至る数千キロメートルに広がり、油田、武器庫、さらには銀行の資金を擁する。しかし彼のもつ真の財産とは、特別軍事拠点に「イェニチェリ」として集められた数千人の子供たちである。孤児や「捕虜」の子供も含め、彼らは数年後には破壊的な兵器となるだろう。 「ダーイシュ」はラッカ市で刊行されている自身の機関誌『ダービク』の最新号で「審判の日の前に奴隷制を復活」と題した記事を発表し、奴隷制の復活が宗教的に正当であることを説明し、ヤズィーディー派の女性・子供の捕虜を正当化した。記事の中では、以下のことを認めた。「イス
「日本語で読む中東メディア」について はじめに 東京外国語大学国際社会学部、言語文化学部では、中東、東南アジア、南アジアの「いま」を直接、日本に伝えるため、現地の新聞のインターネット版記事の一部を和訳の上、ご紹介します。本プロジェクトの意義に賛同し、翻訳許可をくださった中東、東南アジア、南アジア諸国の各紙に対し、心より感謝いたします。 なお、本プロジェクトは、国立大学法人運営費交付金・特別経費プロジェクト「『コンフリクト耐性』を育てる地域研究教育システムの開発と国際職業人教育機能の高度化」の一環として、運営されています。 The TUFS Media Project offers translated news from various countries and regions around the globe in order to familiarize society in Ja
イラクとシャームのイスラーム国(ISIS)のイラクでの進行が続いている。ISISについて知っておかなければいけないことは… 1. ISISはアルカイダから分かれた アルカイダのイラク支部であったISISとアルカイダのつながりは2014年2月に消滅した。組織の分裂は以下のようにして発生した。ISISが、アル=ヌスラ戦線を支配下に置き、アルカイダのリーダーのアイマン・ザワーヒリーの命令に従わない方針を明らかにしたことにより、アルカイダのリーダーは、組織の分子から初めて明らかに無視されることとなった。ISISは、シリアで民間人の殺害を減らすという組織からの命令にも従わなかった。そして緊張の高まりの結果、アルカイダはISISとの関係を断絶することを発表した。専門家は「2つの組織間の関係は常に共通の利益に基づいていた。イデオロギーではない」と述べている。ここ数ヶ月、アルカイダが弱体化していると言われ
■サウジ、「仏像破壊」問題に対応するために法律専門班を立ち上げ、破壊行為を非難 【東京:本紙】 在日サウジアラビア大使館は、日本の首都東京の寺院にあった仏像数体を破壊したサウジアラビア人の起訴問題に対応するための法律専門班を立ち上げた。 同大使館は、昨日(16日)サウジアラビア通信社に送付した声明の中で、日本の管轄当局とともに本件の対応にあたっていくと強調し、この事件について現在行われている調査の枠組みの中で、法律専門班が事件の詳細情報の収集やその確認に取り組んでいくとした。 同大使館によれば、臨時代理大使と文化担当職員が当該寺院(浅草寺)の守山雄順執事長を訪問し、礼拝所の破壊を許すことのないイスラームの寛容な原則や規則に反するこの行為に対し大使館としての強い非難を表明した。また大使館は、守山執事長の示したサウジアラビア王国に対する好意的な感情や、この事件が犯人の情緒不安定から来た個人的犯
About TUFS Media 本プロジェクトでは、翻訳の許諾をいただいている新聞社のインターネット記事を東京外国語大学の学生・院生・卒業生が翻訳し、インターネットに掲載しています。 The TUFS Media Project offers translated news from various countries and regions around the globe in order to familiarize society in Japan with the current world situation. This project is carried out by two schools (the School of Language and Culture Studies and the School of International and Area Studie
モフセン・ガラヴィヤーン師はイスラーム哲学に詳しい人物の一人で、これまで40冊もの著作が世に出されている。イスラーム神学校及び大学で教鞭を取るガラヴィヤーン教授は学術的な生産活動に加え、政治・社会問題にも意見する、原理派に属する第一級の宗教指導者である。 タクフィール問題への対策として、ガラヴィヤーン師は、イブラーヒーム的宗教〔※ユダヤ教、キリスト教、イスラーム教〕の指導者たちによる世界会議を立ち上げることを提案している。同師にとって、タクフィールとは宗教的な潮流というよりはむしろ政治的な潮流であり、近年のタクフィール主義者のウラには西洋の手が隠れているという。ガラヴィヤーン師は、タクフィールはムスリムだけでなく、世界のあらゆる一神教徒をも弱体化させていると指摘する。ジャーメ・ジャム紙が同師に対して行った、タクフィールに関するインタビューを以下に掲載する。 タクフィールはイスラームの基礎に
まず最初にタクフィール(背教徒宣告)をして、その後で殺す。イスラームでは宗教的な暴力が猛威をふるった歴史はないが、しかし近年、タクフィール主義者が復活する傾向にあり、その刃がエジプトのシーア派信徒に向けられる事件が先日起きている。これより前にも、イラクやアフガニスタン、パキスタンで、タクフィールという刃がシーア派に対して用いられるのを、われわれは目の当たりにした。しかし、タクフィール主義者とは一体何者なのだろうか? カイロ南部ギーザ県のザーウィーヤ・アブー・ムスリム村で、4名のシーア派信徒が数名のスンナ派イスラーム教徒によって惨殺されたのは、夏の初めころ、ニーメ・シャアバーン〔※お隠れの第12代イマームの生誕記念日にあたるシャアバーン月15日、西暦6月23日〕のことだった。この殺戮は、ユースフ・アル・カラダーウィーの発した背教徒宣告を受けてのものだった。 エジプトの有名著述家のファールーク
■エジプト:治安部隊、シナイ半島、マトゥルーフでの水危機に貢献 アッ=スィースィー大将、2県に対する試験質問の運搬のために航空機を配備 2013年5月24日『アル=アハラーム』 【本紙】 軍最高司令官兼軍産・防衛相のアブドゥルファッターフ・アッ=スィースィー大将は、治安部隊所管の工学機構に対して、シナイ半島北部、中部、南部地域、およびマトルゥーフ県での海水の淡水化施設と井戸の掘削の実施を速やかに終わらせるよう依頼した。そのことは、国民の清潔な飲料水の基本的な需要に応え、これらの地域での開発の要請サービスに応えることが目的だ。 これは、シナイ半島北部県とシナイ半島南部県の市町村の開発と発展の取り組み強化と当該地域に居住する国民の基本的な要求に十分に応えるための新たなステップとして行われる。 治安部隊は、自主的な努力により、多くの地域で水の供給の安定化に貢献した。その中で最も重要ものには以下の
共和人民党(CHP)クルチダルオール党首は、自身がアルメニア人であるという侮辱を受けた、と主張し、名誉棄損で告訴していたが、裁判所から政治家としての立場を傷つけるものではない、との回答が示された。 先年の総選挙前に発売された「デルスィム生まれのアルメニア人、イェムシュ夫人の息子、技師ケマル」というタイトルの書籍についての判決が下された。アンカラ第2第一審刑事裁判所は、書籍中の記述はケマル・クルチダルオール党首の政治家としての立場を傷つけないと判断し、表現と思想の自由の範囲内と評価づけた。 法廷は判決の理由として、書籍中の表現は「強烈で不躾」であるとしながらも、欧州人権条約第10章に照らし、「表現の自由は、無害で注意を払うほどではないとみなされる特定の情報・思想に対してだけでなく、不快にさせたり、混乱させたり、侮辱するようなものに対しても適用されるべきである」と述べた。 クルチダルオール党首
トルコは「男性への性転換者の存在」をリュズギャル・エルコチラルにより知ることとなった。しかし、「兵役問題」や「男性としての身分証(Mavi Kimlik:青の身分証)取得」といった問題に立ち向かっている人々(性転換者)がもっとたくさんいる。ラディカル紙に話してくれたベルクとイルクセンもそういった人たちだ。 女性として生まれたニル・エルコチラルが性転換を経て、男性の身体で、リュズギャル・エルコチラルとしての人生を始めたことが分かった後、本当の試練は、男性社会からやってきた。エルコチラルが兵役に就くか就かないかといったことから、性生活で「幸福」なのかどうか、はたまた男性であるために定年が5年遅くなるといったことまで、頭の痛くなるような問題が噴出した。 根本的な問題はというと以下の通りだ。「男性への性転換者」の問題で、国が前に進めないのを私たちは見てきた。なぜなら「性転換」という言葉でまず思い浮
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