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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ GRIB2フォーマットの解読方法 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 気象業務支援センターから提供されている解析のデータは、grib2というフォーマットで書かれています。 このフォーマットを解読するための手順を備忘録がわりにメモしておきます。(2015/8現在) 0.私のサーバー環境 ・Linux Redhut 64bit 1.grib2_decを入手 grib2_decは、気象業務支援センターから購入したCD等についているgrib2の解読コードです。 どうしても手に入らない人は、配信資料に関する技術情報(気象編)第129号から頑張ってコピーしましょう。 2.grib2_decをコンパイル make grib2_dec でコンパイルします。 WindowsおよびLinuxではリトルエンディアン形式なので、 ヘッダーファイル「s
2013年1月20日午前2時40分すぎに、関東地方で火球の観測報告がありました。 我々は地震計のデータを利用して、音波が地上に到達した時刻を調べ、火球の飛行経路を推定しました。 飛行経路の推定には、以下の2つのモデルを仮定しました。 ・火球が比較的高角度で入射し、消滅する時にある一点で信号を発生したとする点震源モデル(図2) ・火球が進行しながら信号を発信し、さらに消滅時にある一点で信号を発生したとする線震源と点震源モデルを組合せたモデル(図3) どちらのモデルも誤差はほとんど同じですが、どのモデルが適切かより詳細に検討する必要があります。 このように地震計で飛行経路を推定した例は、1987年9月11日広島の隕石(長沢・三浦、1987 BERI)や1998年3月30日宮城の隕石(Ishihara et al, 2003 EPS)、2010年8月7日琵琶湖の隕石 (Yamada and Mo
2010年8月7日17時すぎに、東海地方を中心に爆発音と地震のような振動がありました。 この爆発音は、物体が音速を超えて飛行した際に、衝撃波が地上に伝播して発生したソニックブームと考えられます。 我々は地震計のデータを利用して、音波が地上に到達した時刻を調べ、物体の飛行経路を推定しました。 その結果、物体は伊勢湾から琵琶湖の方向(西北西)に向かって進行し、落下の角度は約45度、落下時刻は17時2分すぎと推定されます。 火球の目撃情報も多数ありますので、隕石が落下したのではと考えられます。 一般に、単一の物体が飛行した場合には、はっきりとしたパルス波が記録されます。 しかし、今回の記録には複数の衝撃が記録されており、隕石が分割したりして複数落ちてきた可能性も考えられます。 このように地震計で飛行経路を推定した例は、1987年9月11日広島の隕石(長沢・三浦、1987 BERI)や1998年3
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