2015年05月10日10:00 カテゴリ飲食業界社会一般 居酒屋文化の行方 私が幼少の頃、近所の酒屋では夕方になるとカウンター越しに乾きものをつまみにコップ酒を愉しんでいる常連で賑わっていました。いわゆる元祖立ち飲みであります。そんな昔の光景を私が社会人になってから思わぬところで発見しました。夕方の横浜駅、相鉄線への乗り換え通路あたりにかなりの数のオジサンがワンカップで一人飲みをしていたのです。ある意味異様な光景でしたが、多分、ほかの乗換駅でもあったのでしょう。 日本人は酒を通じたコミュニケーションを得意としていました。一昔前、外国人に日本での仕事のコツは、と聞かれれば即座に「本当の仕事は5時から始まる」と答えたものでした。この居酒屋文化は地球上の多くの場所で極めて長い歴史を持っています。古代バビロニアで紀元前18世紀にそれらしきものがあったとされ、庶民の集まる場所として繁栄したのが最古