7月5日付仏ル・モンド紙で、Jean-Loup Chappeletスイス ローザンヌ大学教授は、ロンドン五輪を機会に、オリンピックの意義を問い、五輪の規模拡大に伴い、それを組織できる国、都市は、益々限られることになった、と述べています。 すなわち、緊縮財政の最中、英国はロンドン五輪で苦慮し、ギリシアの財政赤字の一部はアテネ五輪に起因し、イタリア(ローマ)は2020年の開催地候補を断念した。 例えば、五輪の規模拡大は、公式参加人数でも、明らかである。19万6千人(2000年シドニー)から、22万3千人(2004年アテネ)、更に34万9千人(2008年北京)と増加した。 競技数に関しては、2000年来、28で止まっている(ロンドンではベースボールとソフトボールが無くなり26だが、2016年のリオ五輪ではゴルフとラグビーが加わり28)が、五輪の予算規模を拡大しているのは、近代化した施設が必要なた
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