NECは、パソコンの消費電力を利用者の行動に合わせて自動制御する新ソフトを国内で初めて開発し、12月から企業向けに出荷する。 オフィスで大量に使われているパソコンの消費電力を抑えながら部門ごとの省エネ目標の設定や管理を徹底し、企業が排出する温室効果ガスの削減を支援する狙いだ。 産業部門に比べて温暖化対策が立ち遅れているオフィスなどの業務部門でも対策を強化する動きが広がりそうだ。 NECの新ソフト「エネパルPC」は過去3か月間にパソコンがどう使われたか、利用者の行動パターンをキーボードやマウスの動きから記憶・学習する。午前中に開かれる定例会議や営業マンが外回りしている時間など利用者がパソコンを使っていない時間を把握。そうした時間帯になると電源を入れたままの状態ならば自動的に「スタンバイ」や「休止状態」に切り替えてムダな電力を使わないようにする仕組みだ。 ソフトはパソコン1台単位で組み
半導体の研究者と話をする機会があった。以下先生に聞いた話を記録しておく。 産業のコメともいわれる半導体。その物性の研究において日本は世界のトップを走ってきた。しかし、こうした分野はあと10年もしないうちに、中国やインドに追い抜かされるだろうということだ。次第に国内では人気も無くなり、若い人材も集まらなくなってきた。だがこれはかつて日本がアメリカを追い越したのと同じ歴史的必然で、避けるのは難しいという。 一生懸命作った芸術品ともいえる集積回路でもあっという間にコストが下がり、100円もしなくなってしまう。「賽の河原の石積み」ともいえるようなこの作業に進んで若者(ただでさえ少子化で希少価値の上がっている)が入ろうとするはずがない。しかも真面目に地道に生きても、こうした技術者が40代半ばになればリストラに遭うという過酷な現実も90年代後半に見てしまった。 そして、この技術者軽視の風潮は、日本の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く