2013年04月27日10:00 カテゴリ中国経済日本経済 中国の経済成長を日本は取り込めるか? 中国経済の行方に注目が集まってます。今年1月から3月、第一四半期のGDPの伸びは年率換算7.7%と2012年10月ー12月期と比べ0.2ベーシスポイント下落したことでさまざまな憶測をよんでいます。また、この数字そのものへの疑惑もあるのですが、その話をし始めるとまったく違う方向になりますので今日はあくまでも7.7%が正という前提で考えてみましょう。 中国の落ち込みの大局的なポイントは対外的には貿易収支の伸びが低下のトレンドから抜け出せないことでしょうか。リーマンショック回復後の2010年から見ると貿易収支の前年同月比増減率のプラスの数字は着実に下落しています。その上3月の貿易統計は1年1ヶ月ぶりの貿易赤字となりました。 理由は人件費の高騰による「世界の工場」としての中国のポジションを維持し切れて