2013年7月X日、スイス・ローザンヌ。 “鬼塚十郎”は、ほろ酔い加減でホテルの自室に舞い戻ってきた。五輪の開催計画を巡るIOC委員へのプレゼンテーションまであと3日。電通スポーツ局の五輪担当として訪れていた鬼塚は多忙の業務の合間を縫い、先程まで旧知の日本人記者と地元のバーで酒を酌み交わしていた。IOC委員の間で東京の高評価が堅調に推移していることを記者から聞いて安堵感とともにプレゼンの本番へ更なる気合を漲らせていた。 鬼塚が就寝前にふとテレビを付けると、アイスホッケーで試合外の乱闘シーンの映像が目に入る。画面に動きはない。スチールを使用しているようだ。その後も、フランス語のナレーションが何かを伝える中、サッカー場で荒れるサポーターと選手がもみ合う場面、大リーグの乱闘シーンを切り取った静止画が映し出されている。「何かの啓発CMだろうか」。フランス語を解さない鬼塚が首をかしげると、柔道着を着
園田監督辞任 選手を追い詰めた責任は重い(2月1日付・読売社説) 日本の女子柔道を担う選手たちに連名で暴力行為を告発された監督が辞任の意向を表明した。 選手たちを精神的にも追い詰めた監督に指導者を続ける資格はない。 告発されていたのは、警視庁所属で全日本女子監督の園田隆二氏だ。記者会見で「私の行動、言動で選手に迷惑をかけたことを反省している」と謝罪した。柔道界の信頼を失墜させた責任は重い。 ロンドン五輪の代表を含む15人の選手が昨年12月、「暴力とパワーハラスメント(職権による人権侵害)を受けた」とする告発文書を日本オリンピック委員会(JOC)に提出したことで「事件」が表面化した。 選手たちは五輪の強化合宿などの際、園田監督と男性コーチから素手や竹刀などで暴行を受けた。不服を訴えると、「代表から外すぞ」と脅されたという。 JOCから告発文書を受けた全日本柔道連盟(全柔連)は、監督からの聞き
2013年01月31日12:16 誇るべき柔道も日本の恥に - 指導者教育の貧困とタコツボ化が起こすスポーツ不祥事 カテゴリ kinkiboy Comment(0)Trackback(0) 桜宮高校バスケットボール部の体罰問題がまだ収まらないさなか、今度はロンドンオリンピックに出場した柔道の女子選手ら15人が監督らから暴行を受けたとして、JOCに集団告発するというショッキングな出来事です。柔道でも、他の種目でも、まともな指導者のほうが多いと信じますし、スポーツの指導方法の進化は隔世の感がありますが、それとは逆方向の体罰問題が起こってきたことは、ふたつの原因があると思います。ひとつは指導者教育の貧困で、もうひとつは競技によってはタコツボ化が起こり、情報やノウハウの共有が進まず、普通では考えられない独特の価値観が一人歩きしてきたことがあると思います。今回は、暴行を行った園田監督への柔道連盟の処
貴乃花親方(37)が新理事に当選した日本相撲協会の役員改選を巡り、同親方に1票を投じた安治川親方(元幕内光法)(36)が2日夜、都内で記者会見を開き、相撲協会を退職する意向を明らかにした。 安治川親方は立浪一門の現役力士から年寄名跡を借りて相撲協会に在籍しており、今回の選挙では本来、理事を落選した同一門の大島親方(元大関旭国)に投票することになっていた。 安治川親方は「相撲協会を良くしてくれるという自分の勝手な判断で貴乃花親方に入れた。(名跡を)貸してくれた力士や、ほかの親方衆に迷惑をかけた。協会をやめます」と語った。安治川親方が約束通り大島親方に入れていれば、貴乃花親方と9票同士の決選投票となっていた。
Goal.comにおいて、Cesare Polenghi氏が『日本のフットボールは進化している。メディアが追いつく番だ』という、日本人にとって刺激的な記事を掲載しています。 Polenghi氏は、先月行なわれたJ1の磐田vs.名古屋におけるメディアの論調について、「3点差を追いついた名古屋に対する称賛ばかりで、磐田の選手によるバカバカしいオウンゴール、玉田圭司のダイビングによって得たPKで追いついた事実が指摘されていない」などと強い口調で批判。 その上で、日本のメディアの問題点について5つに分けて論じています。以下、その要旨を。 ■1)ジャーナリストが論争を恐れる ⇒上記した玉田のようなケースは象徴的で、これまでそうしたシーンは無数にあった。なのに、指摘する者はいない。これは「最も重大な問題だ」としています。 ■2)幼稚な口調で語る ⇒日本ではフットボールはNo.1スポーツではなく、ゆ
inspired: すべてはオリンピックで金メダルを獲得するため、ですか。EL13-桂-|東京ヴェルディバレーボールチームを応援するブログ http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/sputnik0829/20090923/p1 2016年オリンピック開催地を決める投票、なんだかんだでNHKの中継を、固唾を呑んで(半分twitterで言葉を交わしながら)見ていたのだが、周知の通り、開催地はリオデジャネイロに決まった。投票は2回目の東京で落選した(逆だろ)。 一夜明け、二夜明けてびっくりしたのは、日本のいろいろなスポーツ団体、乃至は関係者が、「オリンピックを地元で開催することによって、さまざまなスポーツの普及(或いは、普及に伴い有望な選手が登場する確率が上がるという期待)に繋がると考えていて、「それ故に」今回の結果にショックを受けているという点であ
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