2003年10月より実施されていたデジタルラジオ(地上デジタル音声放送)の実用化試験放送が2011年3月31日終了した(デジタルラジオ推進協会のプレスリリース)。 デジタルラジオはその名の通り、デジタル形式での放送によるクリアな音声や、データ放送などの付加サービスが特徴であったが、対応製品が少なかったこともあり、実用化試験放送が開始されたあとも特に普及する様子はなかった。デジタルラジオ推進協会のWebサイトでは「デジタルラジオは、新しくV-Lowマルチメディア放送へ」との記述があるが、いままで実用化試験が行われていたデジタルラジオとマルチメディア放送は互換性がなく、事実上のデジタルラジオ終了と言っても良いだろう。 そもそもラジオのデジタル化が必要だったのかという話もあり、特に今回の震災ではバッテリの持ちが良くシンプルなアナログラジオが見直される機会となった。また、Radikoなどのインター