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書評と池田信夫に関するsuzu_hiro_8823のブックマーク (7)

  • アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる

    このタイトルをいま読むとギャグとしか思えないが、おそらく2月下旬に書かれた書(リンクは張ってない)で、著者はこう勝ち誇っている。 金融緩和をするとインフレ予想が出て、実質金利が下がる。そして、実質金利が下がることで、為替が安くなって株価が上がる。[・・・]これらはすべて、経済学のオーソドックスな理論で、すべて実証されていることです。批判に対してはこう答えれば十分でしょう。「論より証拠。いま目の前で起こっていることを見てください」(p.42、強調は原文) これに対しては、同じ言葉を著者に返せば十分だろう。株価も地価も暴落し、円と長期金利は上がって、4月のコアCPIは前年同月比-0.4%のデフレで、予想インフレ率も下がってしまった。 著者のトリックは単純である。日銀の発行するマネタリーベースと市中に出回るマネーストックを「通貨」や「マネー」という言葉で混同し、都合よく使いわけるのだ。たとえば

    アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2013/06/10
    あえて使ったタイトルへの突っ込みもさることながら、まだ『外した外した』とハシャぐのは早い。なにせ『成功するまでやる』と言ってるのだから( ̄▽ ̄;)
  • 不自然なエコロジー - 『地球の論点』

    地球の論点 ―― 現実的な環境主義者のマニフェスト 著者:スチュアート ブランド 販売元:英治出版 (2011-06-15) 販売元:Amazon.co.jp ★★★★★ Whole Earth Catalogueは1968年に創刊されたエコロジストの聖典だが、書は70歳になったその教祖が書いた「現実的な環境主義者」の地球論だ。しかし「自然エネルギー」を信奉する日の自称エコロジストが、書を読むと怒るだろう。著者の提唱するエコロジーは、徹底して人工的な思想だからである。 著者の友人であるジム・ラブロックもいうように、「地球を大切に」などというのは人間の思い上がりで、ガイアは何十億年も人間なしで生きてきた。人類はその表面を少し引っかいた程度で、あと数百年で消滅するだろう。環境保全は、地球のためではなく人間が自分のために行なうのだ。 だから著者はグリーンピースのような「自然に帰れ」といった

    不自然なエコロジー - 『地球の論点』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2011/06/12
    なるほどアメリカ人に肥満が多いわけだ(違う)/人間の成したことが"諸行無常"であるか"万物の霊長"であるかという認識の違いなんかね。
  • 古い企業システムの生み出す学歴のインフレ - 『学歴の耐えられない軽さ』

    ★★★☆☆(評者)池田信夫 学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識 著者:海老原 嗣生 販売元:朝日新聞出版 発売日:2009-12-18 クチコミを見る 大学の危機が叫ばれて久しい。書も指摘するように私立大学の半分以上が定員割れで、教育の成り立たない大学が増えている。偏差値の高い大学でも、早稲田大学の政治経済学部の入学者のうち、一般入試は40%しかいない。大学の偏差値ランキングを落とさないために一般入試を絞り、推薦入学などで水増ししているためだ。結果的に偏差値は高いが学生の質は落ち、学歴のインフレが進行している。 企業の人事担当者もこうした実態を知っているので、大学の偏差値を信用しなくなった。特に偏差値の低い大学の扱いは専門学校以下で、大学を卒業してから(大学院ではなく)専門学校へ行く学生が増えている。講義の内容も専門学校化し、特定の資格を取るための学科が増

    古い企業システムの生み出す学歴のインフレ - 『学歴の耐えられない軽さ』
    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2010/01/24
    『日本の企業は長期雇用で使い回せる「便利屋」を求めるので、へたに理屈をいう学生より体育会系の従順な学生を好む』だよなぁ。社会学者(笑)M台氏だって『「何でもできます」という学生が採用される』と言ってた
  • 霞ヶ関維新 - 池田信夫 blog

    民主党政権の最大の課題は、官僚機構との闘いである。さっそく概算要求をめぐって財務省との鞘当てが始まっているが、こういうとき厄介なのは、官僚機構の匿名性だ。誰も個人として責任をとらないで結束して組織防衛に全力を傾け、面従腹背で「よそもの」である政治家を情報的に孤立させてコントロールするのが彼らの常套手段である。この点、書の著者である若手官僚は、実名で改革を提言している。霞ヶ関も、少しは変わりつつあるようだ。 しかしその改革の内容は、残念ながらよくも悪くも官僚的だ。最初に日の「国力低下」を指摘して、それを建て直す「国家戦略」の必要を説き、その戦略を実現する官邸中心の「組織再編」を提言する構成は、審議会に提出される「事務方」の資料とよく似ている。15人の著者の共著であるため、一通り問題点は整理されているがメリハリがなく、としてはつまらない(所属官庁への遠慮もあるのだろうが)。 最大の問

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2009/09/02
    そりゃ本気で書いたら自分たちが一番先に切られるから官僚くささが残るのは当然でしょう(指摘するとこ違います
  • 日本政治の正体 - 池田信夫 blog

    16年前の非自民連立政権は「久米・田原政権」ともいわれた。テレビ朝日が「55年体制が終わる」という露骨なキャンペーンを張り、久米宏氏や著者が政権交代を支援したからだ。のちに当時の報道局長が「55年体制を突き崩さないとだめなんだという姿勢で選挙報道に当たった」とオフレコの会合で発言したのを国会で追及されて辞職した。 しかし書の見立てによれば、自民党政治の終わりは田中角栄の倒れた1985年に始まっていたという。田中は首相を退陣したあとも「闇将軍」として党内最大派閥を率いて実質的な権力を握り続けたが、これによって傀儡政権が続き、自民党内の意思決定が混乱した。1984年に竹下登のグループ「創世会」がクーデターを起こし、それに怒った田中は酒を飲み過ぎて翌年倒れた。創世会を旗揚げしたリーダーは小沢一郎氏と梶山静六氏であり、のちの経世会には鳩山由紀夫氏も岡田克也氏もメンバーとして加わった。 このこ

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2009/08/30
    いわゆる"大物感"漂わせることの出来る議員で今残っているのは、確かに小沢いちろーくらいだと思うなぁ。ほかは十歩譲って厨物もとへ中物もいいとこか。
  • オバマのグリーン・ニューディール - 池田信夫 blog

    長期的な政策なしにバラマキを競っている日の与野党に比べて、オバマ政権は10年ぐらい先をにらんだ国家戦略を着々と進めている。日では「グリーン・ニューディール」という名前から、環境政策ばかりに関心が集まっているが、書もいうようにその当のねらいはエネルギー戦略である。特に中東の石油への依存度を減らすエネルギー安全保障と、壊滅した自動車産業の失地回復という要因が大きい。 こうした戦略のコアになるのが、スマート・グリッドと呼ばれる次世代電力網である。これは太陽光や風力などの自家発電を電力網に取り込んで情報化する、というのが表向きの理由だが、当のねらいはボロボロになった電力網を更新して情報ネットワークと一体化することにある。グーグルやIBMがこれに力を入れているのも、電力網のグローバルな標準化によって、かつてのインターネットのような革命的な変化が起こる可能性があるからだ。 もう一つ、ガソ

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2009/08/06
    日本は変化を望んでいるくせに変化を嫌うからなー(棒
  • 日本の「安心」はなぜ、消えたのか - 池田信夫 blog

    高市早苗氏も高井美穂氏も、インターネットが「青少年に対するいじめに当たる情報であって、当該青少年に著しい心理的外傷を与える」と思っているらしいが、それは実証的に確かめられたこともない通俗的な思い込みに過ぎない。いじめというのは今に始まったことではないし、インターネットが原因でもない。 著者は、いじめは子供が集団を形成するとき異質な分子を排除する伝統的な行動だと指摘する。それが「心理的外傷」を与えるほど暴力的になるのは、多くの子供が喧嘩や悪口などのノイズに免疫がないため、群衆行動に走るからだ。したがって、インターネットから子供を隔離して「無菌状態」に置くのは、かえって子供の免疫力を弱め、いじめを助長するおそれが強い。 古きよき「国家の品格」が失われたために子供の心が荒廃した、という類のセンチメンタリズムも、著者は実験データをもとに一蹴する。伝統的な小集団では、「村八分」のような繰り返しゲ

    suzu_hiro_8823
    suzu_hiro_8823 2008/04/05
    『好むと好まざるとにかかわらず、日本は「みんなと同じ」を行動原理とする安心社会から、「フェアプレー」を行動原理とする信頼社会に移行せざるをえないのである』/それが嫌だから自閉的な鎖国を望む連中がいる。
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