菅義偉官房長官は19日の記者会見で、沖縄県の米軍北部訓練場(東村など)のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)移設工事をめぐり、警備に当たった機動隊員が工事に反対する人々に「土人」と暴言を吐いたことについて「不適切な発言で大変残念だ。許すまじきことだ」と不快感を示した。同県の翁長雄志知事も同日、県庁で記者団に「言語道断だ。強い憤りを感じる」と述べた。 沖縄県警によると、18日午前、北部訓練場のゲート付近でフェンスを揺らすなどしていた反対派に対し、大阪府警から派遣された20歳代の機動隊員が「どこつかんどんじゃボケ。土人が」と発言した。