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これまで6人のメンタルヘルスに関わる人物に登場いただき、それぞれの立場でうつ病への取り組みと、改善への展開などを語ってもらった。今回は精神科の専門医である佐野秀典医師を訪ね、日ごろ患者と接していて感じていることなどを聞いた。日本の精神科医は1万人といわれるが、それぞれ現代社会が生み出すメンタル不調者への捉え方は多様であり、統一的な取り組みはない。その中で佐野先生に、うつが増える現状と要因、そこに潜む社会的な問題点、薬に関する事項など、できるだけ一般論ではなく具体的な内容に踏み込んで聞いてみた。 佐野秀典(さの・ひでのり) 1989年浜松医科大学卒。93年浜松医科大学大学院修了。トロント大学医学部(精神薬理学研究)、浜松医科大学文部教官助手を経て97年医療法人設立。2006年メンタルヘルスコンサルティングなどを手掛けるMD.ネット設立し社長に就任。上海GHCストレス外来担当非常勤医師、早稲田
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