「いじめは、あってはいけない」 最低限の良識と常識がある人間ならば、これに反論できる人はいません。 確かにいじめなどあっていいはずがありません。 しかし、世の中にはあってはいけないのに生じてしまうことがいくつかあります。戦争、原発事故、夫の浮気。 「あってはいけない」と叫ぶに止まらず、時にはあってしまう、というほんとうの事実を受け止め、共有することが大切です。 起ないことを前提にではなく、起きることを前提に議論し、策を講じなければなりません。 「いじめるな」「相談しろ」「隠すな」と注意するのは、「浮気をするなら、私に一言許可を得てからね」と言うのと同じくらい、おそろしく意味がないことです。 では、いじめという問題に対し、私たちは何から手をつければよいのでしょうか。一番簡単なのは、学校にカメラを設置することです。できれば死角がないように埋め尽くすほどに。 民間では、車内のトラブルと事故を防止