行き交う人のあいさつにも「暑いですねえ」のひと言がまず口をつく。この1週間の猛暑は文字通り半端でなかった。 高知県四万十市では4日連続で最高気温が40度を超え、12日には観測史上最高の41度を記録した。11日深夜の東京の最低気温は30・4度だった。これは平成2年に新潟県糸魚川で記録した30・8度に次いで、史上2番目に高い最低気温だという。 昼の40度前後の猛暑はもちろん厳しいが、夜の蒸し暑さも体にこたえる。熱中症で倒れるお年寄りが全国で急増した。猛暑はまだ続きそうで、夏バテによる体力消耗も心配だ。高温と水不足が農漁業に与える打撃も小さくない。 だが、めったにない記録的な夏である。負の影響だけでなく、プラスの側面にも目を向けたい。 あまりの猛暑に、帰宅途中の1杯の生ビールが楽しみという人も多い。少しだけぜいたくをしたいという夏の気分が積み重なれば、熱風がアベノミクスの追い風に転じることだって
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