秋葉原の通り魔事件で、犯人の取り押さえに関する議論が起きています。警察OBからは絶賛する声がありますが、現場にいた人たちからは、警察官が警棒を落としたので犯人が逃げ、その途中でさらに人を刺したという批判があります。J-CASTニュースは、拳銃を使えていれば犠牲者はもっと少なかったと主張しています。 しかし、拳銃を使って犯人を取り押さえられたかどうかは分かりません。流れ弾で逆に犠牲者が増えた可能性もあります。人通りが極めて多い中であり、拳銃を使うのをためらったのはそれほどおかしい判断ではありません。私はむしろ、逮捕する直前、容疑者を立たせたまま警察官が接近しているのが気になりました。まず、地面に這わせた方が安全だったように思われます。現場では、通行人から警察官に「足を撃て」という声があがったといいます。しかし、警察官が劣勢なのが分かっているのなら、通行人には容疑者の真後ろに回ってタックルする