小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた小沢被告の第4回公判が1日午前、東京地裁で開かれ、同会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)(1審有罪、控訴)の証人尋問が行われた。 石川被告は逮捕後の取り調べで小沢被告との「共謀」を繰り返し供述したことについて、「自分の弱さだ」などと説明。検察官役の指定弁護士側は、石川被告が逮捕前から頻繁に弁護士と面会していたことを指摘し、石川被告の供述調書には任意性があることを印象づけようとした。 石川被告は、この日も小沢被告と目を合わせることなく、証言台に向かった。前回は、はっきりとした口調で証言していたが、この日は消え入りそうな声で指定弁護士の村本道夫弁護士(57)の質問に答え、大善文男裁判長から注意される場面もあった。