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小さな子供のいる家庭では、童話や絵本の「読み聞かせ」が日常的に行われているだろうか。 最近は地域の図書館で読み聞かせの催しが盛んに開かれるなど、読み聞かせを活用した教育や子育てへの注目度が高い。読み聞かせは単に子供を読書好きにするだけでなく、親子の精神的な絆を強める効果もある。そこで大きな力となるのが親の「声」だ。 生後間もない赤ちゃんでも人の声とそれ以外の音とを聞き分けるといわれるほど子供の聴覚は鋭敏だ。本を読んでくれる親の声にぬくもりを感じたり、心の安らぎを覚えたりするのも、ごく自然なことのように思われる。 話を聞きながら子供はさまざまな問いを発してくるだろう。親はそれによって子供が何に関心を示し、どのような考え方や見方をしているか-と、子供の成長の過程をつぶさに知ることができる。親子が向き合って声を交わす、読み聞かせならではの効用だ。 しかし実際には読み聞かせは十分に浸透しているとは
「身を立て名をあげ やよはげめよ」。卒業式の定番だった『仰げば尊し』のこのフレーズにくると、目頭が熱くなってしまうという人は多い。子供たちの健やかな成長と将来の成功を祈ってきた先達たちの思いが直に伝わってくるからだろうか。 ▼同じことは大正2年の尋常小学唱歌『鯉のぼり』の3番の歌詞にも言える。「百瀬(ももせ)の滝を登りなば たちまち竜になりぬべき わが身に似よや男子(おのこご)と…」。中国の伝説で激流を登りきった鯉は竜になる。その鯉のように、子供が竜を目指すことを願っているのである。 ▼5月5日の端午の節句に「こいのぼり」を揚げるようになったのは江戸時代からだといわれる。初め武家が家紋の入った旗指物(はたさしもの)や幟(のぼり)を門口に並べ立てた。これにならって町人たちが鯉の幟を立て始めたのだという。いずれも子供たちの「立身出世」を祈っていた。 ▼武士たちはもはや武功を立てる時代ではなくな
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