神戸連続児童殺傷事件の酒鬼薔薇聖斗こと、元少年Aの著書『絶歌』が出版され、誰もが簡単に予測できるように、被害者遺族をはじめ『何で、こんな本を出版したんだ!』という声が日本全国から上がっているようです。 ですが、この本は非常によく売れているようで、現在、アマゾンでは売り上げ一位となっています。しかも、正規品が販売されておらず、送料を入れると4千円前後というプレミア価格となっている中古本のみが販売されているのにも関わらずです。なので、版元の太田出版だけでなく、一部のネットで背取りをやっている方にとっても、絶歌プチバブルが起きていることでしょう。 さて、私は相手が犯罪者であっても、言論の自由はあるべきだと思います。なぜなら、世間の空気や誰かの判断で出版が差し止められるという事が認められると、それをきっかけに社会から言論の自由がなくなってしまう事だってありえると思うからです。極論を言えば、犯罪者の
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