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ベタな青春マンガなどを読んでいると、普段から問題行動の多い不良生徒がやってもいない悪事の罪を教師から疑われてキレるというシーンがちらほらと見受けられます。これを「因果応報だ」と見るのか、「事件は事件で個別に考えるべきだ」と見るのかは人それぞれであり、この不良生徒は後に学園のマドンナかイケメンあたりといい仲になったりするのですが、それはともかく「相手側の勝手な印象だけで犯人扱い」というのは見舞われた当事者からすれば筆舌に尽くしがたいいら立ちを覚えるものです。 平成以前の冤罪(えんざい)事件を掘り下げてみると何かしらの事件が発生した際に、生まれ育った地域や人種といった特定の出自や趣味嗜好、生活習慣だけを理由に容疑者扱いされ、そのまま有罪になっているケースが顕著に見受けられます。平成以降は偏見の払拭(ふっしょく)や人権配慮の観点、捜査技術の発達に伴い、公的な機関によるそういった乱雑な「犯人探し」
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