自民党の石破茂幹事長が、「戦争に行かない人は、死刑にする」と発言――参院選も後半にさしかかる中、新聞の報道をきっかけに、こんな情報が飛び交い始めた。 「徴兵逃れには死刑か懲役300年という話、本当に怖い。選挙でねじれがなくなったら一体どうなるのか?」 「徴兵されて戦死したくない若者は選挙に行って自民党を潰すしかないよ」 などと、一部有権者は蜂の巣を突いたような騒ぎだ。実は、石破幹事長はそんな短絡的な発言はしていない。どうしてこんな話になったのか。 7年以下の懲役・禁錮では甘すぎると主張 発端となったのは、東京新聞の2013年7月15日付朝刊だ。 「石破自民幹事長もくろむ『軍法会議』」 「平和憲法に真っ向背反」 連載「こちら特報部」のコーナーへ、いかにも軍靴の音が聞こえそうなおどろおどろしい見出しとともに掲載されたのは、石破幹事長の顔写真だ。 記事は、テレビ番組「週刊BS-TBS編集部」で4
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