新しい科学技術が社会に芽吹くとき,何が起きているのか.日々新聞やニュース等マスメディアや書籍に躍る言葉の数々は,どのように科学技術のイメージを具体化してゆくのか.テキストから現われるイメージの分析手法と適用例,流儀を論じたハンドブック. 執筆者紹介([ ]内は担当章,*は編者) *山口 富子(やまぐち とみこ) [はじめに,第1章,第2章,第6章] 1995年バース大学社会科学科開発学修士,2004年ミシガン州立大学社会学部博士課程修了(社会学).現在,国際基督教大学教養学部准教授. 著作 「萌芽期の科学技術を取り巻く社会的文脈の考察:ナノテクノロジーを事例に」『科学技術社会論研究』(第6巻,2008年),「科学技術をめぐる言説論的アプローチの展望」『国際基督教大学社会科学研究所モノグラフシリーズ』(No.12, 2007年),Goldman, M. 『緑の帝国』(監訳,京都大学学術出版会