早くも略称の好きなシンガポールでは、この税金をABSD (Additional Buyer's Stamp Duty) と呼んで、連日新聞を賑わせています。 シンガポール不動産は、リーマンショックからの立ち直りが早く、昨年はGDP成長率14.5%を上回り平均で20%を超える上昇を記録しました。 政府はあまりにも急激な価格上昇を警戒し、今年始めから、短期譲渡に関する印紙税を1年以内は16%、2年が12%、3年は8%、4年は4%、5年以降は通常の3%という重税を課してきました。 この影響ですでに春頃からマーケットは取引量も昨年比4割程度減少。価格もほぼフラットな状態が続いていたところであり、このタイミングでの発表は少なからずサプライズでした。 具体的には以下のような新規購入者に適用されます。 (1)外国人購入者には、通常の印紙税3%に加え、10%のABSDを課税 (2)PR(永住権保有者)の2