j-castニュース:医療訴訟は「冬の時代」 患者側の勝率はガタ落ち この記事は、12月3日に行われた「医療過誤原告の会」 (宮脇正和会長) の20周年シンポジウムをレポートしたものだが、その中で、鈴木利広弁護士の講演が次のようにレポートされている。 明治36年 (1903年) に東大産婦人科助教授がガーゼを取り忘れで訴えられたのが最初で、これまでを5期に分類した。70年代後半から「医療理解期」、90年代の「患者の権利台頭期」を経て、08年の福島県立大野病院事件をきっかけに「冬の時代」だという。一時期の患者側の勝率4割から今は1割台に低迷している。 訴訟実務の方では、医療事故訴訟のような専門訴訟に訴訟遅延が甚だしいということで、様々な改革を行い、かつ医療関係訴訟委員会が設置されて資料も特出しされている。 それによれば、医療事故訴訟の期間が短縮される傾向にあることは間違いない。平成13年に2