【ニューデリー杉尾直哉】自動車大手スズキのインドの子会社で、同国自動車最大手のマルチ・スズキ(本社・ニューデリー)のハリヤナ州マネサール工場で18日夜、従業員らによる暴動があり、1人が焼死、最大90人が負傷した。負傷者の中には日本人幹部2〜3人が含まれているという。 地元メディアの報道によると、工場では、解雇された自主労組メンバーの復職を巡り、経営陣と組合員の話し合いが行われていたが、協議のこじれから従業員が暴徒化したらしい。日本人の経営陣らが一時、工場内に閉じ込められ、建物への放火もあった。工場は閉鎖された。 マネサール工場は人気の小型車スウィフトなどを年間55万台生産している。昨年6月にも大規模なストがあり、長期間生産できない状態が続いたが、暴動は初めて。
【ニューデリー杉尾直哉】インド南部タミルナド州で起きている反原発運動に関与したとして、ドイツ人活動家が警察に逮捕され、28日、国外追放処分となった。民放NDTVが伝えた。この活動家は、タミルナド州でロシアが建設を進めているクダンクラム原発に反対する地元の非政府組織(NGO)を支援していたという。 インドのシン政権は今月、こうしたNGO3団体について、「外国の団体から違法に反対運動の資金を受けている」として、外国為替法違反などの容疑で捜査を開始していた。 昨年3月の東日本大震災以降、インドでも反原発運動が広がっているが、シン首相は、「我が国の原子力政策は米国などのNGOの無理解によって問題に陥っている」と公言している。政府は原子力推進政策を維持するため、反原発運動の本格的な弾圧に乗り出した模様だ。 【関連記事】 ドイツ:下院がギリシャ第2次支援策を可決 造反や欠席も ビスマルク:鉄
女性の人権向上などに尽力してきた、リベリアのエレン・サーリーフ大統領と女性平和活動家リーマ・ボウイー氏、イエメンの民主活動家タワックル・カルマン氏の女性3人への7日のノーベル平和賞授賞は、人権弾圧や強権支配が続いている国々にどのような影響を及ぼすのか。受賞者の喜びの声に加え、各国で自分たちの社会を少しでもよくしようと闘い続けている女性たちに授賞の意義を聞いた。【カイロ和田浩明、テヘラン鵜塚健、カブール杉尾直哉】 「授賞は、(中東の民主化政変)アラブの春の勝利だ。中東で人権のために戦う全ての人に与えられた」 授賞が決まったイエメンの女性民主活動家、タワックル・カルマンさん(32)は、中東の衛星放送アルジャジーラやAFP通信などの取材に、興奮した調子で話した。民主化デモ隊が集まる首都サヌア中心部の「変革広場」。この広場を中心にイエメンで今年1月下旬に始まったデモは、直前にカルマンさんを逮捕した
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