日立製作所と東京電力は1日、電力システムの輸出で提携すると発表した。同日、送配電システムの企画などを手掛ける新会社を共同設立、日立の技術や東電の運営ノウハウを海外の電力会社などに提供して発電設備の受注増につなげる狙い。 新会社の名称は「THE(ティー・エイチ・イー)パワーグリッドソリューション」で、本社は東京。資本金5千万円で、日立が85・1%、東電が14・9%を出資する。 2013年度は北米や英国向けの次世代送電網事業などで1億5千万円程度の売り上げを目指す。将来的には送配電網の整備が遅れている新興国での事業展開も検討する。