倉敷市保健所は6日、市内の保育園に通う園児6人(男5、女1)と女性職員2人(30~40代)が、腸管出血性大腸菌O26に感染していたと発表した。同市内では3日、調理場を持つ保育園と同園から配膳を受けた2園の計3保育園で、O26に園児5人が感染。新たに感染した8人もこの3園に含まれている。 同保健所は3日以降、3園の園児、職員に検便を行い、6日までに246人から提出を受けた。うち感染が判明した8人は一時、腹痛や下痢、発熱を訴えたりしたが、現在は全員快復しているという。検査はまだ一部しか終わっておらず、検便の未提出者もいるため、感染者は相当数に上る可能性がある。 同保健所は集団食中毒の見方を強めており、6日までに3園の調理場、配膳室で2度の消毒を行うとともに、保護者の相談窓口を設けて対応している。