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WHOの国際調査にもとづく「ドメスティック・バイオレンス経験率の国際比較」を図録2792bに掲げたが、そこでは比較対照として途上国がほとんどを占めていたので(先進国はニュージーランドのみ)、日本の経験率が途上国と比べて低いのは当たり前と評価されてしまうきらいがあった。そこで、ここでは、国連報告書に掲げられている国連がまとめたWHO以外の資料を含めた整理表から、先進国間のドメスティック・バイオレンス(DV)の経験率(生涯経験率)をグラフにした。なお、トルコ、メキシコ、フィリピンは必ずしも先進国とは言えないが、いずれもWHO調査では対象となっておらず、またトルコ、メキシコはOECDに加盟していることもあり、ここでの比較対照に含めた。 新しい年次のデータは図録2792jに掲げたので参照されたい。 図を一目すれば明らかなとおり、日本はニュージーランド、ドイツ、オーストラリア、英国、韓国よりパートナ
アフリカの女子割礼について話題になっているようです。私は、ケニア西南部とタンザニア西北部の国境をまたいだ地域に住んでいるクリアという民族について、西ケニア側で現地調査をしており、1990年代後半に、クリア社会の男子割礼と女子割礼の調査をしたことがあります。 その成果の一部は、科研費の成果報告書ならびに博士論文という形で発表していますが、一般に読まれる形での発表ではありませんでした。アフリカの女子割礼への関心がすこしでも上がっているときに、現地調査したことのある人類学者として、現地の声を紹介する義務があるだろうと思い、緊急エントリーをアップします。 民族誌的事実を紹介する前に、まず、アフリカの女子割礼を廃絶するために人道的介入をすべきだという人権派と、現地の声や当事者にとっての意味を知ることが大切だという、文化相対主義的な立場をとる人類学者との間のディスコミュニケーションについて、私の意見を
先日、労働政策研究・研修機構が発表した「子どものいる世帯の生活状況および保護者の就業に関する調査」は、子育て中の親の状況(二人親・一人親、仕事、経済状態など)と子育ての関係についての調査で、いろいろと興味深いデータが掲載されています。ここでは、個人的に興味を持ったデータをご紹介します。 この調査は、全国の末子が18歳未満のふたり親世帯またはひとり親世帯を対象に、各2,000世帯ずつに調査票を渡して行いました。ふたり親世帯で回答があったのは1,435 票(うち、79 票は父親回答)でした*1。以下は、「4.仕事と育児への支援 (1) 家事と育児はどのように分担されているのか」(p.15)の図4-1です。 なんと、(調査に妻が回答した場合…これが全体の95%)母親が仕事を持っているか、持っていないかで夫婦間の家事・育児負担の比率がほとんど同じで、「妻ほぼ10割」が半分近くを占めているのです。
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