原子力と冷戦 日本とアジアの原発導入 加藤哲郎・井川充雄 編 定価:2500円+税 ISBN 978-4-7634-0659-0 C3031 発行 2013年3月25日 A5判判上製 280頁 3・11以降の視点で捉え直す冷戦構造 現代政治史の盲点を突く新たなアジア論 世界中が「原子力」に夢を抱いた20世紀。 原水爆禁止と「平和利用への熱狂」はなぜ長く共存したのか? 21世紀に入って原発開発の中心はアジアへと移動し、「フクシマの悲劇」にもかかわらず日本主導の「原発ブーム」が続いている。 日本とアジアへの原発導入を、東西冷戦の歴史的文脈の中で、第一次資料・現地資料を用いて実証的に検証する。 ●内容● 第1章 日本における「原子力の平和利用」の出発 第2章 アイゼンハワー政権期におけるアメリカ民間企業の原子力発電事業への参入 第3章 戦後日本の原子力に関する世論調