ミャンマーとの国境に近いタイ・カンチャナブリ(Kanchanaburi)県のマラリア専門診療所で、血液検査を受ける子どもたち(2012年10月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/PORNCHAI KITTIWONGSAKUL 【7月31日 AFP】薬剤耐性マラリア原虫が東南アジア・インドシナ半島4か国の国境地域を生息域として定着しているとした英大研究者らによる論文が30日、米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に掲載された。これによりマラリアの感染拡大を封じる国際努力が危機に直面していると、論文は警告している。 熱帯医学を専門とする英オックスフォード大学(University of Oxford)のニコラス・ホワイト(Nicholas White)教授らによる研究は、東南アジアとアフリカのマラリア患者1241人から採