ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です) ▽イラク戦争支持「おおむね適切」…外務省が検証(読売) 上記は日本の外交の話ですが、ここではアメリカの話をしたいと思います。 「イラク戦争は間違った戦争」 「ありもしない大量破壊兵器疑惑をでっち上げてアメリカが戦争を起こした」 というような言説がありますが、ひとつ大きく間違っているのは、アメリカは大量破壊兵器疑惑をでっち上げたわけではないということです。インテリジェンスの不備から、大量破壊兵器があるとの誤情報を間違って信じてしまったのです。 アメリカにそう思わせた大きな原因のひとつは、サダム・フセインの情報隠しです。他にもインテリジェンスの問題点は多々あったことは事実ですが、大筋としては、サダムが自ら招いたことであり、最大の責任はサダムに