西谷修-Global Studies Laboratory 時事的なコメント、関連企画のお知らせ、その他西谷の仕事に関連する公開用ノートなどを、雑誌のコラム感覚(?)で公表しています。 少しブログの更新を留守にしたが、この間、3月19日(月)にISC・21(稲垣正浩主催)の研究会でナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』をどう読むか、について講演、21日、22日には立命館大学で開かれた国際会議「カタストロフと正義」に参加、主に招待講演者のジャン=ピエール・デュピュイと、彼の持論「啓発的破局予言論」について議論した。そして23日から一週間は主として研究打ち合わせのためフランスに行っていた。 ISC21の研究会では、まず、アメリカの行動主義心理学と新自由主義的経済体制の適用に見られる人間観・社会観の共通性を説明し、ついで、市場の自己調節機能に信を置く自由主義経済の考え方と、西洋近代の「自由」の
西谷修-Global Studies Laboratory 時事的なコメント、関連企画のお知らせ、その他西谷の仕事に関連する公開用ノートなどを、雑誌のコラム感覚(?)で公表しています。 1月7日に明治学院大学横浜校舎で、「震災と宗教」をテーマとしたシンポジウムが開かれた。同大学国際学部の原武史さんの企画・司会で、阿満利麿さん、東大の島薗進さん、明学のV・アレクサンダーさん、それにわたしが参加した。わたしが呼ばれたのは阿満さんの推薦によるものだ(以下、敬称略)。 大震災で自然の猛威が襲いかかり、2万人近い人が亡くなって、夥しい人びとが住む家や生活の基盤を失って、剥奪と悲嘆のなかに投げ出された。物質的な支援ももちろん必要だが、喪の営みや慰めや救いや癒しが、いわゆる「心のケアー」が求められる。だからそこに「宗教」が引き寄せられるのはすぐにうなづける。 けれども「宗教」と一口に言っても、そこにはさ
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