評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★☆4つ半) ■全体の感想〜同時代史の立場からアメリカの今を告発する物語 全体の評価としては、見る人は選ぶな、と思いました。僕は、見にいって大正解の傑作(自分の鼻の良さには感心!)だと思いましたが、痛快無比なアクション映画などのカタルシスを求めるというのとは違う作品です。頭を使わないと、全体の意味は良くわかりません。ただひたすらに、CIAの情報分析官のマヤという女性が、潜伏しているUBLを探していく諜報戦が2時間。徹底的にマヤのみの視点から描かれます。その後、ラスト40分は、アフガニスタンのUBL邸に突入する特殊部隊シールズの行動を、そのまま再現しているので、突入している兵士の気分で見れます。この一人称的な映像感覚は、ドキュメンタリー以外では『The Blair Witch Project(1999/ブレア・ウィッチ・プロジェクト)』などを思い出す