農業は地球上の限りある資源に対し非常に大きな影響を及ぼしていることが国連環境計画(UNEP)から委託を受け行われた重要な科学的評価で確認された。 報告によると、2007年度には地球上の全陸地面積の38%が農業のために使われ、水の消費においても農業が占める割合は70%以上に上る。「農産物による影響がこれほどまで大きいという事実が我々の報告書で明らかになり、とても驚いている」とノルウェー科学技術大学エドガー・G・ハートウィック教授は言う。 教授は2010年6月に発表された「消費と生産の環境影響を評価する:優先生産物と資源」の主執筆者である。この報告書は国連に対し独立した科学的アドバイスを提供するために設けられた持続可能な資源管理に関する国際パネルが制作した。 生産、消費、資源利用 報告書は「現在の経済活動が自然資源利用と汚染の発生に与える影響はどのように異なるのか」という問いに答えるために作成
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