読み終わった。正に、今まで一緒に生きてきたんだという思いを再確認した。私よりも若い人にとってはきっと分からないだろうと思うが、彼のブログをずっと読んできて、彼の思考にはいつも死と向き合っているという匂いがプンプンしていた。本書は、その背景たるものが明かされているといばそういう内容でもある。普通の人の関心は、明かされていないことを知ることだったり、病気といえばどんな病気か、子持ちといえば奥さんは美人か。そういうことだと思うけど、私には殆どそういう関心はない。正確に言うと、いつからか、そういう関心を持たなくなったということだろうか。 読む前に、とても読後は客観的に書けないだろうと「考える生き方」(参照)という本書のタイトルから連想した自分語りなことを書いたが(参照)、書いた通り、これまでの人生を輪切りにすると、どんな場面でもどう生きるかしか考えて来なかったように振り返る。ある時彼のブログに遭遇