抗生物質が効かない細菌に、蜂蜜で対抗 2007年6月21日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim 2007年06月21日 医師のJennifer Eddy氏が、高齢の糖尿病患者の左足にできた潰瘍を初めて診察した時、それは25セント硬貨[日本語版注:25ミリメートル弱]程度の大きさでピンク色をしていた。だが、その14ヵ月後には、薬剤耐性を持つ細菌のせいで、潰瘍は黒くて醜い塊に成長し、足を覆い尽くしていた。 医師たちは、知っている限りすべての治療を施したが、どれも効果はなかった。患者は、5回の入院で4回の外科手術と抗生剤の投与を受け、足の指を2本失った。医師は左足の全切除を望んでいた。 米ウィスコンシン大学医学・公衆衛生学部の教授を務めるEddy氏は、「患者は、切断するなら死んだ方がマシだと言った。だが、切断しなければ患者は命を落とすだろうとい