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ブックマーク / ameblo.jp/hiromiyasuhara (12)

  • 『「なくそう!子どもの貧困ネットワーク」のシンポ行ってきました。』

    昨日、「なくそう!子どもの貧困全国ネットワーク」 に行ってきました。 会場は282席は立ち見の方もいらっしゃるくらい満席。たくさんの取材も入っていました。国会議員の秘書の方もいましたし、あと福島みずほ大臣が途中で来場。前、こういうところに福島さんがいらっしゃったときと違ったのは、ボディガードがついてたよ! 湯浅誠さんも来場していましたが、湯浅さんは自由にうろうろしていて、メディアの取材をあっちこっちで受けていらっしゃいました。 一部は大学生、高校生も登壇、二部が貧困問題への実践報告を現場の大人の方が話すという構成でしたが、非常に興味深い報告が多く、ずっとメモとっていました。 ・ひとりめの登壇者 あしなが育英会の大学奨学生からの「子ども貧困対策基法」制定への取り組み報告。要望の骨子など「政府は次世代の貧困の連鎖を断ち切るため、行動計画を策定し数値目標を掲げて、ひとり親家庭の貧困率(54.3

    aozora21
    aozora21 2010/02/03
    『この学費があがった経緯というのが、“分数ができない大学生”だとか“東大生の親の平均収入が1000万円以上”という俗流若者論と目立つ数字の取りあげられ方のコラボなんだよね。ほんとろくでもない。』ほんと。
  • 『“正社員”の若者たち』

    『ルポ正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場』 の小林美希さんの新刊が出ました。このもブログを拝見させていただくと、 重版されたそうで、何よりですね。長く読み継がれていくになってほしいです。 若者の労働問題について、数年前に比べれば、現実的なレベルで取りあげられるようになりましたが、今後は小林さんのこのを読まずして、若者の労働問題を語っている“識者”なるものは、偉そうで申し訳ないですが、すべてエセと言いたいくらいです。 このを書かれるのに、小林さんは半年で70冊の取材ノートを使ったそうです。びっしりと書き込まれた70冊のノートが思い浮かぶようなです。 ルポ“正社員”の若者たち―就職氷河期世代を追う/小林 美希 不況、デフレ下のなか、非正規雇用、正規、男女問わず、“劣悪化”した雇用環境、そしてそれに伴い、劣悪化する社内の人間関係、人間らしい労働者としての“良心”の崩壊、プロパーと非

  • 『赤木智弘さん、出版おめでとう』

    赤木智弘さんの新刊「若者を見殺しにする国―私を戦争に向かわせるものは何か」 読ませていただきました。 ものすごく的確だと思いました。いやほんとにきれいにまとめてるし、おもしろいです。 80~90年代をひきずっている人文系リベラル論者は基的に「消費者」の視点から書かれていますが、赤木さんは「消費者の視点との労働者の視点」(両方からの搾取といってもいいです)をきちんと捉えているなあーと思いました。消費者であり、労働者である両方から逃れられない私たちから見てどちらが現実を捕らえているかという言わずもがな、だと思います。 例えば、アマゾンのレコメンデーションシステム等をとって、「宿命を求める」などという論者もいますが、赤木さんは「それ誰が作っていると思ってるの?」という視点をきちんと射程に入れてるということです。赤木さんにしてみりゃ、そんな「宿命」なんて笑い飛ばすほどの宿命に相違ありません。そも

  • 『「臨床心理学における科学と擬似科学」』

    公共広告機構の名古屋キャンペーンのCMがテレビ神奈川でも流されたけど、うーんすごいCMだった・・・。全国展開になるそうです。タイトル「日課をスライド」。以下、ACのサイト からコピーをメモ。 --- ご存知ですか。 今、学校に通う子供達が 危険にさらされています。 子供たちが安心して通うために ジョギングや犬の散歩、お買い物など いつもの日課を子供たちの登下校へ 少しスライドして下さい。 子供たちの安全を 地域の大人が見守りましょう。 おばちゃん      「アイちゃん、お帰り。」 地域の男性      「お帰り。」 地域の女性      「お帰り。」 アイちゃん(女の子) 「ただいま~。」 ♪AC~ 明日のために、いま始めよう。 --- うーん。なんの「危険」にさらされているのか・・・。声かけ条例あるところで放映したら、クレームがきそうな・・。 さてと・・。 「心」に問題が集約することに

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    aozora21 2007/10/17
    『「心」に問題が集約することに問題意識を持っている方、逆に以下のような話を信じている方にも、決定版の本が出ました。』絶対読む。むろん、以下のような話を信じていない派。
  • 『川端裕人さん、ありがとうございます。』

    川端裕人さんが今月号の婦人公論で芹沢一也さんと対談されています。ブログにも掲載いただきありがとうございます。 http://ttchopper.blog.ocn.ne.jp/leviathan/2007/09/post_159b.html 「何度でも紹介するけれど、このはすごいです。メディアの論調を確実に変えたと思う。」 って、ありがたいです。うるうる。もちろん『犯罪不安社会 』の前にも『「ニート」って言うな! 』だったり『治安はほんとうに悪化しているのか 』などのがあってこそ、出せたではないかと思います。私も企画段階で版元の編集者に説明するときに、よくひきあいに出して言ってました。川端さんは『犯罪不安社会 』を何冊も購入いただいて、いろんな方に配ってくださってる、とも伺いました。ほんとにほんとにありがとうございます。 婦人公論誌を読んでいただきたいので、少しだけ抜粋。 --PTA

    aozora21
    aozora21 2007/09/26
    古来からの地域コミュニティは異質なものを排除することで平穏を確保していますからね、そんなものは復活しなくていいのです。↑それって同質のものに感じます。
  • 『「現代の貧困」 岩田正美』

    『現代の貧困 岩田 正美』 日における「貧困研究」は少ないです。ルポや自伝みたいなのはあっても・・・。なぜかというと世間もアカデミックも忘れていたから。このは冒頭から「貧困」自体を正確に測定することの困難さを説明することからはじまっています。また、書からはアカデミックの中での「貧困研究」自体の困難さも伺えました。 著者の岩田正美先生は日貧困研究の第一人者だそうです。『犯罪不安社会 』を読んでくださった方が気づかれると思いますが、「犯罪」は「貧困」との関わりから逃れることはできないと気が付き、自分で興味をもっていろいろな文献を読みましたが、数少ない日の「貧困」研究をされている岩田さんのはとても勉強になりました。こういった新書でわかりやすいは貴重だと思いました。 以下書に書いてあったことです。 ----------------引用 1956年の経済白書は「もはや戦後ではない」

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    aozora21 2007/09/26
    『社会の精神分析のようなものばかりが好まれる。だから具体的な貧困そのものは置き去りにされて、それが生じている社会を高みから分析する、場合によっては貧困を茶化す、というような傾向が強い。』たしかに。
  • 『「不審者対策、どうしてますか?」』

    『婦人公論』の7月号に作家の川端裕人さんが「不審者対策、どうしてますか?」という原稿を寄せていらっしゃいますので一部を抜粋させていただきます。 -----引用 ぼくはPTA任意加入論者なので(ぼくが「論者」であることには関係なく、PTAは入退会自由なのだが)、よくPTA会員に議論をふっかける。「自由な入退会ができる旨を明記したほうがいいと思うんだけど、ご意見いかが?」と。それに対して「PTAが弱くなると子どもがかわいそう」と言われることが多い。 「具体的には?」と聞き返すと、「パトロールなど子どもの安全を守る活動や地域との連携ができなくなるから」という主旨の返答がある。 さらに、2005年に文部科学省が行った「地域の教育力に関する実態調査」では、「子どもたちが健やかに育くまれるために地域で力を入れること」として、実に67%の人が「子どもの安全を確保するための活動」と回答した。次点の「異なる

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    aozora21 2007/09/15
    安全パトロールもなし崩しな近頃ではありますが…。『地域の人が関心を持っている』ということが防犯に繋がり、子どもたちの大人や社会に対する信頼感を育むという考え方もあります。
  • 『「もうこの問題しかやらない」』

    1975年生まれの就職氷河期世代の若い記者が「派遣社員」の実態を書いたが『ルポ正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場/小林 美希著』。 若年層の非正規雇用の実態を最初に活字媒体「エコノミスト」で取り上げた功績、綿密な取材、そこに基づく分析力には感嘆しました。来の記者の仕事、その気迫を見せていただいた気がします。アマゾンのレビューこぞって5つ星ですね。同感です。 あと、新人の彼女の企画をとりあげてくれたデスクやこのルポをに残さなくてはと出版された単行の編集者。まだ実績の少ない小さな人間の企画に耳を傾けてくれようとする人が少なくなっているなか、彼女をサポートしたまわりの人たちにも感謝したくなるでした。彼女はほんとにかっこいい。記者や編集者はほんとに読んでほしいと思います。たったひとりでもできることがたくさんあると思います。 彼女は自らが、何十社と就職試験を受け、民事再生法を申請したば

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    aozora21 2007/07/19
    『「そんなしょうもないことが」と思われるかもしれないが、他人との生活の差異はこうした些細なところからの鬱憤がたまってくるものだと思う。』
  • 『『危ない』ニュースのウソ★ホント』

    どうも自分の書いた記事を紹介するのは恥ずかしいのですが、「深夜のシマネコ 」の赤木智弘さんに発見されてしまいました(はやっ)。ご丁寧に感想メールもいただき、ブログにも掲載いただきまして、ありがとうございました。(*゚ー゚)ゞ 学研の『おはよう奥さん 』という小さいお子さんを持つ主婦向けの雑誌があるんですが、今月号で -今の子どものまわりは“危険”がいっぱい? 『危ないニュース』のウソ★ホント- という記事を全5ページ書かせていただきました。 「日の治安悪化」の不安については龍谷大学法科大学院 浜井浩一先生、「ゲーム脳」の不安についてはお茶の水女子大学 坂元章先生、「」と「環境悪化」の不安については、東京大学先端技術研究所 渡辺正先生の取材をさせていただきました。どちらの先生も取材を快諾いただきまして、当に心より御礼申し上げます。 この記事は私のブログを読んでくださった、あるライターの

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    aozora21 2007/06/08
    『基本的には全部「こうこうこういう理由で心配しなくていいですよ」という話です。』
  • 『「帰る場所ない」&「心の闇」一般化は危険』

    『犯罪不安社会 』の共著者のおふたりの記事が相次いで、新聞に掲載されているのでご紹介します。浜井浩一先生から。先日学会で発表された分析です。 --------------------------------------- 満期釈放受刑者の4割超、「帰る場所ない」 2007年05月26日 朝日新聞 http://www.asahi.com/national/update/0526/OSK200705260041.html 刑務所からの満期釈放者のうち、30年前には9%だった「帰る場所がない」人が、05年には4割を超えたことが、龍谷大学矯正・保護研究センターの浜井浩一教授の分析でわかった。厚生労働省研究班調査で25日、知的障害がある受刑者の約半数に引受人がなく、生活苦が再犯につながっていると明らかになったばかり。浜井教授は「社会に居場所がないと、刑務所に戻るために微罪を重ねる累犯につながりやす

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    aozora21 2007/06/02
    なににしてもカテゴライズとレッテル貼りの横行が目に余る。社会学の理論が人を分別して疎外したり排除したり差別するのに使われちゃっている気がする
  • 『姥捨てツアー?』

    最近、テレビ取り上げられる話題に「格差」や「生活保護」の話題が増えてきた。いいこっちゃ。「もう痛みに耐えられないんですけどー」かと。 しかし先日のサンデープロジェクトでは、田原があいかわらず…世耕氏に助け船を出していた。 「安倍政権もいろいろお仕事やってるんですよね」って。 おおおお仕事の成果として、「教育再生会議」の報告書とかあげていたが…あああああれが「成果」なの?田原さん、報告書読んでます? 大玉転がしとか? 30人31脚とか? 茶道とか華道とか武士道とか?・・・道多かったよー(武士道ちがったかも 笑)。学校あげて「風雲たけし城」(ふるっ!)でも、やってればこの人たちは安心するんでしょうか…?って思ったんですけど。 彼らにとっての批判対象の「ゆとり教育」より、余程「ゆとり」ある「教育改革」なんじゃないの?という私の素朴な疑問にぜひ世耕さん答えていただきたかった。ネクタイの赤がまぶしか

    aozora21
    aozora21 2007/03/08
    デイケアやショートスティがあるはずだが…海外旅行の方が格安なのかしら…
  • 女子リベ 安原宏美--編集者のブログ - 世界一少年に厳しいデータ(詳細)

    以前エントリーには書いたのですが、 グラフをあげていなかったので、お伝えします。 ICVSという(International Crime Victim Survey)という調査です。暗数を含んだより正確な犯罪動向を掴むために33か国で実施されていて、龍谷大学の浜井浩一氏がその第4回(2000年)の調査で先進12ケ国を比較したデータです。 まず、不法侵入及び未遂↓についてはフィンランドに次いで2番めに低いのが日です。画像をクリックすると大きくなります(以下同)。 さらに犯罪不安に最も影響を与える暴力犯罪被害↓については飛びぬけて低いのが日です。日は以前世界一安全な国といってよいでしょう。 だがしかーし、量刑意識↓となるとなんと犯罪大国、アメリカに続き日が上から2番目。 これ↑21歳の青年による2度目の侵入窃盗に対する望ましい量刑を聞いたものです。 被害率が低いにも関わらず量刑意識が厳

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