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2014年度第20回FDフォーラム報告集「【第13分科会】大学図書館からの学習支援の工夫~連携を視座に~ 」 pp.389-394 大学図書館による学習支援のひとつの様態として、多くの大学でラーニング・コモンズの整備が進みつつある。京都大学附属図書館内に 2014 年 4 月にオープンしたラーニング・コモンズは、その企画・設計を図書館員のみで行うのではなく、教員、学生との協働により行ったことが特徴としてあげられる。今回の発表では、協働に至る経緯、協働の実際、協働における課題と今後の展望を述べることで、大学図書館におけるラーニング・コモンズを媒介にした連携のあり方を検討する材料を提示した。 まず、協働の前段階として、平成 24 年度中に、ラーニング・コモンズ設置をはじめとする館内ゾーニングの変更が計画され、附属図書館の複数部署に渡る職員及び研究開発室教員でワーキンググループにより、学内予算要
「情報の科学と技術」62(8)(2012/8)掲載 明日はフレッシュな図書館員が集まる研修会での講師を仰せつかっています。講師として、いただいたお題をうまくお伝えできるか思案しながら、「研修」というものについて、あれこれ考えてみました。 私が働く図書館業界では、いろいろな研修がたくさん行なわれています。例えばNIIやNDLなどの機関が研修事業として催すもの、また図書館関係の団体や学会が行なうものなど。INFOSTAが開催されている研修会・セミナーもそのひとつですね。「わざわざ休みの日にお金を払って勉強しに行くとは・・・」と言う友人もいますが、研修の多さは勉強熱心な人が多いことの裏返しでもあるのでしょう。 では、まず参加する立場から見たとき、こうした研修の意義とはなんでしょうか。まずはそこで新たな知見を得られることがあげられます。しかし、研修はそうした知識を得る「きっかけ」としては有効かもし
「図書館界」63(6)(2012/3)掲載 近頃、MLA(Museum, Library, Archives)連携を巡る議論がかまびすしい。こうした状況の背景には、連携の基盤としての資料のデジタル化やネットワーク化の一層の進展とともに、財政緊縮に伴う運営面からの危機感もあろう。ではそうした中、MLA連携とはいったい何を行うことを指すのだろうか、そして連携の先にはどのような像が結ばれるのだろうか。近年、主なものだけでも数冊のMLA連携を扱った図書が出版されているが、本書はその中でMLA連携を一つの切り口とした政策提言の書として読むことができる。 ここで本書の構成を紹介する。まず、青柳正規(国立西洋美術館長)、高山正也(国立公文書館長)、長尾真(国立国会図書館長)の三氏による各組織のトップの視点と立場からMLA連携のあり方を語る鼎談を第1部に置く。続く第2部と第3部では、総勢11名の著者による
「大学図書館問題研究会京都支部報」268号(2009/2)掲載 「目録を取りたいけど専門的な知識がないし」、でも「やっぱり古いものだし大事にしないと」。そんなこんなで、和本が書庫に眠っている図書館は、少なくないのではないでしょうか。かくいう私の勤務する図書館も同様なのですが・・・。それはさておき、まずは和本のことを知ろうと、図書館学の教科書を手にとっても、通り一遍のことしか書いていない、かといって、書誌学の本は、なんだかとっつきにくい。そんなとき、「本の文化が形成される歴史的背景を探りながら、実際に和本を手にとるように、できるだけ実例で説明することに努めた」(まえがき)という本書は、和本の世界へ導いてくれる格好のガイドブックとしてお奨めです。 まず「第一章 和本とはなにか」では、版型によって、「物之本」(教養書)や「草紙」(娯楽書)などのジャンルがおおよそ分かること、その伝統は現在の出版に
当初、「広報=(Public Relations)」の定義が確認された。"PR"というと、「宣伝」という言葉に結びついて、一方的なイメージを持っていたが、元来、「相互の良好な関係づくりを目指すために行う、双方向性を持つもの」であるということが確認できたことは、「広報」の意味を捉えなおすきっかけになった。 「PRの方法」は、以前、勉強会MLでも話題になったこともあったが、今回は、討論会ということで、参加者が意見を述べあう形で進められた。用意されたレジュメには、図書館が広報する対象とは?、や対象者ごと(学生・教官などの利用者、職員 etc.)に考えられる広報の手段は?、など、討論のための材料が豊富に提供されており、たいへん有効であった。また、参考文献として 『図書館広報実践ハンドブック : 広報戦略の全面展開を目指して』を紹介された。 討論のなかで、広報の対象としては、直接的な利害関係者(=ス
「大学の図書館」 21(12)(2002/12)掲載 [大学図書館問題研究会 第33回全国大会(2002年) 第11分科会 : 図書館経営分科会] 村上篤太郎氏(慶應義塾大学三田メディアセンター)に「パブリックサービスのアウトソーシング実践:慶應義塾大学三田メディアセンターでの取り組み」と題してご報告いただいた。当初にアウトソーシングは本来的業務の軽減を意味しない、リスクを伴うものであり必然性なく導入すべきでない、という2点を指摘された。これは大会討議資料にいう「なし崩し」的アウトソース化が進みかねない時、注意しておきたいことと思われる。アウトソーシングは一般に外部資源活用によるコスト削減、コア・コンピタンスへの自組織人材集中が目的とされる。ただし、あくまで目標実現手段の一つであり、明確な戦略の存在、成果を評価できる専任職員の養成と配置、専任職員の専門性向上とスキルの継承が欠かせないとさ
「大学の図書館」25(5)(2006/5)掲載 図書館員にとって、ISBNは身近な存在である。例えば書誌を検索するとき、とりあえずISBNを打ち込むのはごく日常のことだ。しかし、1980年代にISBNが日本に導入された経緯や導入の是非を巡って繰り広げられた大論争については、必ずしも知られていないのではないか。ISBNの導入から四半世紀を経た今、本書は導入の裏面史とISBNが出版業界やその関連領域に与えたインパクトを描きだす。 第1章は本書の意図を示す。それは、ISBN導入を巡る関係団体・機関の思惑と論争を再構成すること、またそこを起点にして、書誌情報整備や出版流通合理化という現在まで続く問題に迫ることである。続く第2章から第4章は、本書の核心といってよい。ここでは、導入推進側と反対側双方の主張とその背景が明らかにされていく。まず第2章で、ISBN導入のきっかけは、海外からの要請に基づく国会
「大学の図書館」28(2)(2009/2)掲載 東京学芸大学附属図書館では、国立情報学研究所による学術機関リポジトリ構築支援事業のプロジェクトの一つとして、「教育系サブジェクトリポジトリ」の構築を進めている。その一環として、標記のシンポジウムが、2008 年12 月18日、東京学芸大学附属図書館にて開催された。 機関リポジトリを巡っては国内でも多くの事例が蓄積されつつあるが、「サブジェクト(主題別)リポジトリ」という取り組みは、ユニークなものである。筆者の所属する大学の機関リポジトリも、大阪教育大学、兵庫教育大学とともに構築実験に参加していることもあり、出席の機会を得た。以下、シンポジウムの内容についてご報告するとともに、とくに教育系大学におけるリポジトリのあり方について、考えてみたい。 このプロジェクトは、国立教育系大学図書館協議会において、リポジトリ推進にあたっての協力体制を検討する中
「大学図書館問題研究会京都支部報」No.208(2002/11) 掲載 今回参加した経営分科会では、慶應義塾大学三田メディアセンターにおけるアウトソーシング事例の報告が行われた。当日は、アウトソーシングのマネジメントの実際について熱心な質疑が交され、アウトソース化の広がりを強く印象づけられた。一方、分科会のもう一つのテーマとして設定されていた、「図書館のミッション」を巡って議論するにはやや時間不足のきらいもあったが、あらためてこのテーマを考えるきっかけを与えてもらった。そこで分科会の報告は『大学の図書館』に譲り、いただいた紙幅は「ミッション・ステートメント」について、使わせていただきたい。 「ミッション・ステートメント」というと洋モノの印象が強いが、元来、日本でも企業では「社是・社訓」、また私学などでは「建学の理念」といった形で存在していたものであろう。ただし、図書館としての「ミッション」
「大学図書館問題研究会京都支部報」199号(2001/12)掲載 電子図書館。この言葉もずいぶん身近なものになってきたように思う。その定義となるとまだ意見の分かれるところかもしれないが、すくなくとも、「電子図書館」として提供されるサービスはどういうものか、また課題はなにか、おおよそ見えてきたのではないだろうか。 先ごろ、『2005年の図書館像:地域電子図書館の実現にむけて』という冊子1)を読む機会があった。文部省から公立図書館に配布されたものと聞いたが、そこでは公立図書館で「電子図書館」サービスを提供する際のモデルが、2005年の架空の市立図書館を舞台にして示されている。サービスとして挙げられているのは、利用者用コンピュータの充実・総合検索環境の提供・資料の独自電子化・パッケージ型、外部データベース等電子資料提供、リンク集作成、メタデータ利用、情報リテラシ教育などなど。また、コンソーシアム
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