自分を変えたくて顔芸教室に通い始めた結果、世界が変わったから聞いてくれ。 俺は昔から面白さに憧れていた。 クラスの陽キャが皆をドッと沸かせて笑わせる。 そんなシチュエーション、いつも羨ましいと思っていたんだよ。面白くなりてぇ。だからお笑い番組をチェックしたり、面白い返し(例えツッコミ)なんかも練習したりした。 ところがある日に気が付いた。 そもそも、コミュ障の陰キャが「面白いトーク」とか「気の利いた返し」なんて習得しようとするのが間違いだということに。初っ端ハードルが高すぎる(今のほっともっとののり弁価格より高けぇわ!) そしてある日、俺は天啓のように気づいてしまった。 あれ?面白い奴って、結局全員顔芸じゃね?と。 例えばシャイニングのジャック・ニコルソン。 斧で叩き破ったドアの隙間から、狂気に満ちた顔をすっと覗かせるあの有名なシーン。あれ、本気で怖がらせにきてるはずなのにめちゃくちゃ面白