くれたのはこないだ死んだ知り合いのジイサンだ。 遺言みたいなやつでオレに金を贈るように弁護士が指示されたらしい。 そのジイサンとは血はつながっていない。 ただ、一緒に働いていた。 具体的なことは書かないでおこうと思うので仮に、そのジイサンが清掃員として働いていたとしよう。 オレはそのジイサンを始めとした清掃員を、オレ自身もワーカーをやりつつ管理するという仕事をしていた。 ジイサンは、とくにこれといって特徴のないジイサンだった。 なんつーか、手間がかからない人。 っていうのがそのジイサンだった。 だいたいの場合、ジイサン連中というのは何でも人に聞こうとする。 いや、まあわからないことがあれば聞いてくれたほうがいいのだが、それにしたっていろんなことがわからなすぎだろ。 と思うことが多い仕事なのだが、そのジイサンはしっかりと自分で考えて答えを見つけたうえで念のための報告としてオレにどうしたらいい