テレメトリーとは遠隔データ収集の技術だが、プライバシー侵害の代名詞として忌み嫌われている。情報収集が常態化する中、「Linux」、とりわけ「Ubuntu」ではどうなっているのだろうか。 Ubuntuのテレメトリーは何が違うのか Canonicalが提供しているUbuntuのテレメトリーデータ収集は、何も包み隠すことなく実施されている。このことは、同社が先ごろデータ収集方法の変更を発表した際に注目を浴びた。この変更についてはUbuntuの公式Discourseで発表され、Canonicalは今後について詳細に説明している。 Ubuntuでは、OSのインストール時にテレメトリーデータが収集されて「~/.cache/ubuntu-insights/linux/local」ディレクトリーに保存される。この情報は、1週間ここに保存される。1週間後、ユーザーがテレメトリーデータの送信に同意していなけれ