健康な毎日を過ごすには、どうすればいいのか。内科医の奥田昌子さんは「長年、大腸がんは、食の欧米化や加工肉の摂取などが原因として指摘されてきた。だが、健康意識が高まる中でも、日本人の大腸がんが減っていると言い難い。調べてみると、原因は別にある可能性が見えてきた」という――。(第1回) ※本稿は、奥田昌子『最新 欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』(ブルーバックス)の一部を再編集したものです。 「食の欧米化」で増えた大腸がん 大腸がんは昔から欧米で多いがんで、日本でも1960年頃からぐんぐん増えました。図表1の下の図は、75歳未満の男性のうち、大腸がんで死亡した人の割合を国別に比較したグラフです。日本と韓国の死亡率がうなぎのぼりに上がって欧米に追いつき、とくに日本は欧米各国より高くなってしまいました。1990年代なかばから下降しているものの、欧米各国や韓国より動きが鈍いようです。 ※編集