40代以降は「寝だめ」ができなくなる 必要な睡眠時間は、加齢とともに短くなっていきます。これまでに行われた世界の調査研究をまとめると、健康な人たちの夜間の睡眠時間は15歳前後で8時間、25歳で7時間、45歳で6.5時間、65歳で6時間と、年を重ねるごとに短くなります。 40代に入ると、平日に溜まった睡眠負債(睡眠不足)を週末にその分眠って返済することができなくなる人が出てきます。これを裏づける実験データはありませんが、医療の現場で不眠の悩みを聞いている実感です。 平日の5日間は一晩6時間弱しか睡眠時間が確保できなくても、週末の2日間で9.5時間ずつ眠ると、1週間で49時間となり、一晩平均で7時間の睡眠時間になります。若い頃は、このような帳尻合わせがうまくできます。平日の1日1時間の睡眠負債を週末に一気に返すことができるのです。 しかし、40代を超えてくると休日だからといって、そんなに長く眠