ハメネイ師をはじめ指導者層の多くを殺害されたにもかかわらず、イランは変わらず強硬姿勢をつらぬいている。なぜイランは強気でいられるのか。軍事ジャーナリストの黒井文太郎さんは「イランのリーダーはモジタバ師だが、その裏で対米強硬論を主張する“黒幕”がいる」という――。 イランの指導体制はどうなっているのか イランと米国の駆け引きが続いているが、イランは強気な姿勢を崩していない。 その背景に「イラン政権内で強硬派が台頭している」という見方がある。 とくに最高指導者のモジタバ・ハメネイの画像や肉声が一切出てきていないことから、彼が健康面できわめて重篤な状態にあり、実際は革命防衛隊(IRGC)が政権を仕切っているのではないかと、海外のメディアやシンクタンクでも指摘されてきた。 しかし、イラン政権内の情報は極端に秘匿されており、実際のところは不明だった。 ただ、最近になって「イラン政権内では現在もモジタ