寝たきりの期間が短く幸せな最期を迎えられる人は何が違うのか。「緩和ケア 萬田診療所」院長の萬田緑平さんは「死ぬまで胃ろうにしないのが理想だ。それには家族の“我慢”が必要になる」という――。 ※本稿は、萬田緑平『死ぬまで生きる』(河出新書)の一部を再編集したものです。 寝たきりを続けることになっても… ここ数年で胃ろうが問題視されるようになり、医師からの「胃ろうを造りましょう」という提案に、すんなり「イエス」と言えない人も多いかと思います。もし自分や家族がそんな事態になったらどうすればよいのか、悩む人が多いでしょう。 まず、本人に意識があるのなら、本人の意志を尊重するのが当然です。そして本人の意志がはっきりしていて回復への意欲があるのならば、胃ろうを造ることにそれほど抵抗する必要はありません。 胃ろう自体は決して悪い技術ではないのです。口から食べることができず弱っていた患者さんが、胃ろうによ