国民が「愛子天皇」を望む本当の理由 「愛子天皇待望論」が高まっているという。 皇室典範の改正議論が進む中、高市早苗首相は一貫して女性天皇に否定的な姿勢を崩していない。だが、報道各社の世論調査を見れば、女性天皇への賛成は70~90%と極めて高い。愛子内親王個人への国民的敬愛と好感度がその数字を支えていることは明らかであろう。「聡明で、国民に寄り添う愛子さまに次の天皇になっていただきたい」という、純粋かつ素朴な待望論はごく自然だ。 しかし、この熱狂を俯瞰したとき、有史以来、長い歴史を誇る皇室制度の永続性においては、極めて危うい未来が透けて見える。 “愛子天皇”への支持は果たして、少なくとも1500年以上続くとされる皇室制度の形を大きく変えうるという自覚を伴うものなのか。それとも単に「愛子内親王」という個人のキャラクターに対する人気投票なのか。この区別を曖昧にしたまま、現代世俗の基準で皇位継承ル