9月19日に選挙管理庁が確定させた結果では、社会民主党を中心とする中道左派4党が349議席中176議席を獲得し、移民規制を推し進めてきた保守派4党は173議席にとどまった。保守派は過半数の175議席にわずか2議席届かず、両陣営の得票差も全国で約5万票にすぎない。移民規制派は、僅差で政権を失ったのである。 移民抑制と治安回復を掲げてきたスウェーデン民主党は得票率を前回から約3ポイント落として17%台にとどまり、議席を73から62へ減らした。同党が閣外から支えてきたクリステション首相は17日に辞意を表明し、ノレーン国会議長は18日、社会民主党のアンデション党首に組閣を託した。中央党が左翼党の入閣を拒むなど新政権の枠組みはなお流動的だが、2022年以来の右派政権が終わることは確実となった。 「移民街」で圧倒的に支持された中道左派 注目すべきは、ストックホルム郊外の移民集住地区リンケビーである。ロ