これは世の中の通説になっていて、同じように感じている人は、とても多いのではないでしょうか。 人の名前が出てこない。何をしようとしていたのか忘れてしまう。覚えたはずのことが思い出せない。こうした経験を重ねるうちに、「もう若いころのようには覚えられない」と感じてしまうのは、ある意味で自然なことかもしれません。 ですが、その常識は、いま大きく変わりつつあります。 結論から言えば、記憶力は年齢に関係なく、回復させることができます。しかも、それは単なる精神論ではなく、脳科学の研究によって明確に示されている事実です。 これまで、脳は「一度衰えたら元には戻らない」と考えられてきました。 神経細胞は再生しない、年齢とともに減っていくだけ、というのが一般的な理解でした。しかし近年の研究によって、その前提は覆されています。