サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
アメリカ大統領選
neralt.com
Resident Adviserが2016年のエレクトロニックミュージック・ライブアクトのTop40を発表しましたが、1位は2015年も1位だった「KINK」でした。彼はAbleton LiveとMIDIコントローラー、それからTR-8等、いくつかのハードウェアを使ってライブをします。その中心的機材はAbleton Liveで、Novation Launchpadで録音するクリップを選択し、MIDIキーボードでMIDIを録音してVstを鳴らし、さらにエフェクトをかけます。 今回は、彼のようにAbletonを使ってライブパフォーマンスをする上で有効な、MIDIコントローラーの設定について解説します。特にAPC40mk2のように何の設定もせずともAbleton Liveに最適化さているコントローラー(=これをネイティブ対応のコントローラーと呼ぶことにします)と同様の挙動をさせるための設定です。
the 8 rise ライムという概念はヒップホップを通じて日本にも十分に知られるようになりました。直近では『How to rap』(P-vine books 、pp.101-107)の中の「ライム」のチャプターでも触れられています。また Wikipedia の「押韻」の項目でも一部触れられています。 しかし、英語圏のライム文化は、古代ギリシャにも遡ることのできる蓄積があり、その蓄積が日本で十分に紹介されているとはまだいえないと私は考えています。 そこで今回は、ライムがどのように整理されているのかを、バークリープレスから出版されている「Pat Pattison氏」のライムに関する著作から引用し、紹介したいとおもいます。 このような明確で体系的なライムの分類法が日本語で紹介されるのは、おそらくこの記事が初めてだと思います。(もちろんライムに関する経験的な知識は、各ミュージシャンがそれぞれに、
40年ぶりの教科書変更 2015年春より東京芸術大学の和声の教科書が変わり、「新しい和声」が採用されることとなりました。正確にはわかりませんが1970年代より使われているようなので、実に40年ぶりの変更ということになります。東京芸術大学は事実上、日本の音楽大学のトップ校ですから、非常にインパクトのある変更といえるでしょう。 数字付き低音とは さて、「新しい和声」の大きな特徴は、数字付き低音(Figured Bass)の採用です。数字付き低音とは以下のようなものです。(数字は本来縦に並びます。うまく表示できませんでしたすいません。) 例えばCメジャーキーにおいて、Cの音に「5」と書いてあれば、これはCEGというコードを表しています。また「46」と書いてあれば、これはCFAのコードを表しています。つまり、数字がつけられた音の上部に、数字が示す度数の音を足す、という仕組みです。これによりコードを
日本が誇るヴィデオゲーム「マリオブラザーズ」が30周年だそうです。おめでとうございます。ゲームの内容ももちろんですが、曲も素晴らしいものが多いですよね。ということで今回は、マリオブラザーズで一番有名な「地上面のテーマ」を音楽理論で絶賛する、という企画です。 冒頭の印象的なフレーズ マリオといえばこの「ミミッミッ!ドミッソ!」という印象的な冒頭のフレーズです。このフレーズに関して、開発陣は「マリオはやられては何度も繰り返すゲームなので、やり直したときに最初に聞くフレーズで、元気になって貰う必要がある」という趣旨のことをおっしゃっています。( http://www.nintendo.co.jp/wii/interview/svmj/vol1/index3.html ) 確かに、この冒頭のフレーズは元気で、しかも一発で覚えてしまうキャッチーさがあり、聞いた瞬間に「マリオだ!」と誰もが反応してしま
今日は2015/9/9ということで、TR-909の日です。そこで、TR-909を現代のテクノロジーでRolandが復活させたTR-8の機能を説明します。TR-8にはマニュアルに書いていない隠し機能が多く、ユーザーを困惑させます。そこで、ローランドのマニュアルやQ&Aから重要な項目をピックアップして紹介します。 ローランドのサイトからアップデーターをダウンロード まずはアップデーターをダウンロードしてTR-8をアップデートしてください。いくつかの機能は最新のヴァージョンでないと機能しません。 http://www.roland.co.jp/support/by_product/tr-8/owners_manuals/63187317 TR-8をPCとUSB接続して、ダウンロードしたファイルの中にあるマニュアルを見ながらアップデートをしましょう。 パッドLEDの色を変える 初期設定のパッドは明
ソングストラクチャーとは ソングストラクチャーとは、曲の構成のことです。イントロがあって、Aメロがあって、サビがきて、次に間奏が入る…という曲中の各要素がどういう順番で、何小節あるのか、ということを理解することで、ミックスできる場所を簡単に見つけることができます。 どこでつなげばいいか 簡単にいえば、再生中のレコードのサビ終わりに続く「少し落ち着いた箇所」と次の曲の「イントロ」をつなぐのが一番簡単な方法です。 次の図を見てください。(下手くそな文字ですいません…) サビが終わって、そのつぎに歌の入っていない8小節があったとしましょう。この部分と、次の曲のイントロ、つまりドラムだけしかない場所をつなげばいいわけです。 つまり、ひとつのポイントは、歌が入っていない箇所を見つけることです。それから、長さです。8小節と8小節であれば綺麗につながりますよね。でも、片方が異常に短いと、つないでいる間に
日本で唯一の「対面型のDJオンラインスクール」です。料金、内容についてはこちらのページをご覧ください。 初回三回のレッスンの資料もご覧ください。 レッスンのヴィジョン 3つの側面からレッスンを進める PCDJ ソフトウェア「TRAKTOR」とコントローラー「TRAKTOR KONTROL S2」を使用する ターンテーブルとミキサー ターンテーブル ミキサー キュー ピッチ合わせ アナログレコード・ターンテーブルの場合 Sync機能ベーシック Gridマーカーを調整する 情報ディスプレイの詳細度を変更する グリッドを打つ 修正する BPM修正の裏ワザ Sync機能詳細 S2での操作 Loopベーシック Fluxモード Effect ベーシック 実際の設定 詳細 CUE基礎 Cueの設定 ループマーカーと通常のマーカー その他のCueマーカー 実践編 下準備 1曲目を再生する 2曲目の準備をす
Massiveの、主にUnison Spreadを使いこなす なぜMassiveは初心者にとって難しいのか、そしてどうすれば簡単に考えられるのか。 Massiveのフィルター・ルーティング Massiveの使い方シリーズ Env基礎 MassiveのENVの使い方 応用編 Massiveの使い方シリーズ フィルター応用編 massiveの使い方 インサートエフェクト編 Massiveの使い方 SCの謎 モジュレーション編 DTM関連のトップはこちら 音楽理論関係はこちら 長年Massiveに挫折しているNeralt 私はNative Instruments社のMassiveを3年ほど所持しているのですが、全く使い方がわかりません。何故なら、画面に大量のパラタメーターが配置されているので、どこを最初に触ればいいのか全くわからず、結果としてMassiveのマッシヴさにやられ、画面を閉じてしまう
SCの謎 MassiveのこのSCという枠を使ったことがありますか?また、その隣にある「上下の三角形」を出したことがりますか? これはサイド・チェインといわれる機能で、マッシヴの様々なプリセットで多用されています。しかし、使えている人、少ないのではないでしょうか。しかし、実は重要機能です。 その前にモジュレートの基本から モジュレートとは、EnvやLFOを使って、フィルターやアンプに「変化を与える」ことです。例えばフィルターの Cut Off をLFOでモジュレートすることで、ブワブワと周期的にFilter Cut Off が変化する音色を作り出すことができます。 Massiveにおけるモジュレートの方法は、以下の写真のように十字をクリックする、もしくはドラッグして、かけたい対象にある「四角い枠」に持っていきます。 その後に、枠をクリックしながら、マウスを上下にドラックします。例えば上にド
ボタンが多いと難しく感じるし、実際難しい 上記の3つの画像を比べて、一番難しそうに感じるのは3枚目のマッシヴそのもので、1枚目と2枚目は比較的簡単に見えないでしょうか。もしそうだとしたら、その理由は簡単で、操作できるボタンやツマミが多いほど、難しいと私たちは感じるからこそ、一番つまみの多いMassiveそのものは、一番難しく感じるということです。 どんなものでも基本構造は同じだが、最初から全部を考えようとすると、基本構造すらわからなくなる 上記の私が塗りつぶしたMassiveは、Minimoogと機能的に同じものです。そしてMinimoogはシンプルな構造でありながら、数多くの伝説的なアルバムでその音を聞くことのできる銘機であり、シンセサイザーに必要とされる基本機能は十分に持っているといえます。 ですから、私が塗りつぶしたMassiveをまず理解できれば、シンセサイザーの基本的な機能は使え
先日に引き続き、Massiveにやられ続けている私Neraltが、Massiveに打ち勝つ企画です。 前回の記事はこちら DTM関連のトップはこちら 音楽理論関係はこちら 初期化ボタンがあった 第一回において、何はともあれまずはシンセパッチの初期化をしたほうが学習しやすい、ということをお伝えし「File→New sound」で初期化する方法を紹介しましたが、もっと早い手段がありました。上記画像のInit Patchボタンを押せば一発です。 誰がこんな細かいセッティングの中のボタンを見つけれるでしょうか。初心者はこんな階層が深い場所にあるボタンを押したりなんかしません。NI社の開発者は、もっと意識を低く、つまり私と同じくらいのシンセに対する意識の低さを持っていただき、ユーザーフレンドリーな設計を心がけていただかないと、カンダタのように蜘蛛の糸にすがるも、すぐに地獄の底に落つる罪人のごとく、M
http://neralt.com/jazz-voicing/ 3月初頭よりプログラミングに取り組んできました。目的は「よりわかりやすく音楽理論を伝えるための」ウェブサービスを作成することです。書籍においても、図を多用することによって、音楽理論の面倒な部分が平易になるよう努力してきましたが、音楽の「ある側面」に関しては固定化された図によって表すのが非常に困難でした。 プログラミングだからこそ表現できること ある「側面」とはつまり、「移調=transpose」です。例えばCm7とDm7は、実は全く同じ構造をしています。Cm7を全音上げる(移調する)だけでDm7になります。このようにCm7とDm7ととはシンプルな関係性にあるのですが、しかしこれを図で示すとなると非常に難しかったのです。もちろん、Cm7とDm7との関係だけを示すことはできなくはありません。ですが、その後ろには…Cm7とGm7の、
2011/11/1 菅野よう子さんのコード進行は、メロディーが素直なのに、大変なことになっている。 転調のようにみえるんだけど、サブドミナントマイナーをうまくつかって他の調のようにしている。 私の世界~ C ConE F Fm Bb Eb Dm G7 Cm Bb FonG Fmはサブドミナントマイナー、BbもEbも同じく。結果としてキーがEbに見える。その後なにげない顔でDmに戻るから、ここは転調というよりは、サブドミナントマイナー、Cmから借りてきたコードだね。 つぎのDm Gの後のCmだけど、これもCmへの転調というよりは、Cmから一時的に借りてると考えたほうが自然。そのあとすぐに転調の予備動作なしにCmajorに、もどるから。 空を~ Am F G G A Bm A A B C#m B E サビ AM7 key inE ポイントはG A でBmに転調してるとこ。これは転調と考えたほう
「ライオン」はアニメ「マクロスF」のオープニング曲で、劇中でも非常に大事な役割を持った曲です。作曲は菅野よう子さん。世界に誇るれる日本の作曲家と誰もが認めるところであると思います。課題曲「ライオン」に散りばめられたテクニックと、しかしそのテクニックが全く目立たずに曲の一部に溶け込んでいるその芸術性の高さからも、菅野よう子さんの素晴らしさがご理解いただけることと思います。 さて、菅野よう子さんの楽曲の特徴は、以前「プラチナ」の時にも書きましたが、一見転調に感じられるが実際には転調ではない、非常にアンビヴァレントなコード進行にあります。そしてこのコードの選択は、既存の音楽理論ブックには書かれていないアイデアが多用されており、音楽理論の限界を認めざるを得ません。しかし、音楽理論家としては、やはり素晴らしいテクニックが広く浸透するような体系をつくることが一つのヴィジョンですから、むしろ既存の音楽理
音楽を分析する、という行為が一体なんのか。この問いに答えるのは中々難しいことですが、音楽学のそうそうたるメンバーが対談されるということで、何か手がかりをいただけるのではないかと思い、参加してまいりました。今回はそのレビューです。 なお、当日の議論と意見を私が再構成したもので、大筋は再現できていると思われますが、発言の正確な引用ではありません。また発言者を明示していないのは、当日の進行がプラトン「饗宴」のようにお三方が期待される役割を演じながら、多角的に音楽分析を論じようとされていたように私には写ったため、誰が発言したかということよりも、全体としてどんな観点が提供されていたのか、ということを重点に整理を行いました。また、あくまで文責は私にあります。 http://buncademy.co.jp/ 「音楽分析から得られるもの、得られないもの」 石塚潤一 × 近藤譲 × 沼野雄司 【出演者】(五
ビートルズやボサノバ、ドビュッシーやラヴェルといった印象派等々、調性の観点から分析するとつかみづらい音楽を、「ネオ・リーマン・セオリー」で分析すると、とても理解しやすくなります。今回は英Wikipediaの翻訳を紹介します。 ネオ・リーマン・セオリーは英語圏で注目されており、Musical set theory や Schenkerian analysis 等と同じく、調性以外の観点から分析するセオリーです。 調性による分析というのはつまり、特定のキーを想定し、そのキー上の何度の上に和音ができるのか、つまりファンクションからみていくわけですが、これに限界があることはなんとなく音楽家は気づいていたと思います。 調性の上では関連性がほとんどないが、しかしサウンドはスムーズ、という現象が実際の音楽の上ではたくさんあります。これに対してクリティカルな分析を可能にするのが、このネオリーマンセオリーで
近代和声の特徴 ドビュッシー勉強の記事で紹介した和音をみてもわかるように、近代クラシックの和音は、基本形を大きく変化させています。さらに、その変化が解決せずにキープされ、あたかも安定した和音のように振る舞います。これは近代以前にはあまり見られない特徴でした。伝統的に、変化した和音は解決を期待されていました。解決を期待されない変化した和音は、近代クラシック以降の特徴といえます。 さて、今回はこの変化した和音をどのようにジャズの文脈で活用するか、というアイデアを提示します。ただし、まだ自分の中でも体系立てる事が出来ていないので、無理に理解しようとしないように、お願いいたします。 概要 まずこのアイデアの基盤には伝統的なドロップ2ヴォイシングがあります。そして伝統的なDrop2ヴォイシングを拡張することで、モダンなサウンドをつくります。 Drop 2 とは Drop 2 の詳細については以下の本
音楽理論家としていわせてほしいのですが、音楽は数学ではありません。 パンは数学ではない パンは数学でしょうか?パンの数を数えたり、パンの質量を数字で示すことができます。しかし、だからといって一般的にパンは数学だとはいえないでしょう。 同じことが音楽にもいえます。音高を周波数で示したり、コードをトニックから何番目なのかローマ数字で表すことができます。だからといって、音楽は数学だということはできません。 人は世界を数で認識している 音楽を数学だというのは、パンを数学だというのとおなじくらい少しのことしかいえていません。 むしろ本質的に大事なことは、人は数によって世界を認識している、ということなのです。人類はどんな現象にも法則や計測できる単位を与えてきました。そうやって、どんどん自然を開拓し、人間の認識の一部としてきたのです。これは、人間の根本的な素養であって、あらゆる文化や学問に現れています。
ドビュッシー 前奏曲集 第1巻 全曲研究 別宮貞雄/著 上記の書籍を勉強しています。ドビュッシーの和声は明らかにジャズに影響を与えています。そしてジャズは各種ポピュラーミュージックに影響を与えているのですから、現代の私たちも間接的にドビュッシーの影響を受けているといえます。ですからそのルーツを知ることで、何か発見があるのではないか、と思っています。各種用語は書籍の中ではクラシックベースのものですが、私達にはわかりにくいのでジャズ用のものに変換しています。 5度音の変質 通常コードの5度音は、完全5度 (P5) であるが、変化 (オルタード) させることができる。今回は5度音がフラットするパターンを取り上げる。これはドビュッシー特有ではなく、一般的に使われる和音である。 クラシックにおいては基本的に、5度がフラットする場合、5度が最低音に配置され、かつdominant 7th コードか、も
上手く伝えるためには、教わる人の気持ちになることが大切だと思います。そこで、この連載では私が全く知らないこと=「Logic Pro X」を学習し、その醜体をさらすとともに、学習のコツをお伝えしたいと思います! Logicシリーズ目次 「Logic Pro X」を使って「ゼロ」から始めるDTM/作曲〜1〜 「Logic Pro X」を使って「ゼロ」から始めるDTM/作曲〜2〜 「Logic Pro X」を使って「ゼロ」から始めるDTM/作曲〜3〜 「Logic Pro X」でステップ入力する方法 《Logic Pro X》楽譜の調整/コードネームの入力 《Logic Pro X》楽譜の調整/譜表の変更・異名同音の設定・変化記号の調整 なおDAW/DTM自体は初心者ではありません。いつも使っているおすすめのDAWについてはこちらの記事で紹介しました。参考にしてください。 学習のコツ 学習のコツ
Steinberg 『Cubase』 Cubaseは伝統的な作曲方法に向いています。つまり以下のような様式です。 楽譜を書いて作曲する→クラシック、映画音楽、ジャズ Vocal、ギター、ベースなどを録音しながら作曲していく→バンド、歌もの デモの楽譜をメンバーに楽譜を渡す場合→クラシック、バンド、ジャズ では各項目について説明します。 1.楽譜を書いて作曲する この3つの中で、楽譜を書いて作曲できるのはCubaseのみです。クラシック、映画音楽、ジャズの作曲は大抵楽譜を使っておこなう人が多いので、Cubaseをオススメします。(ただし最上位版のみ) バットマン・ダークナイトやパイレーツ・オブ・カリビアンの音楽を担当している映画音楽家ハンス・ジマーもCubaseユーザーのようです。ハリウッドで活躍したい人はCubaseですね! Cubaseで作曲すれば上記のような楽譜がスムーズ作成できます。
えー、巷はクリスマスですが、クリスマスは関係ないんだ、という方もいらっしゃるでしょう!そんな方のために、この記事を用意しました。クリスマスとは向かい合わずに、クリスマスソングと向かい合いましょう!今回の課題曲は「サンタが街にやってくる」です。 クリスマスソングには名曲が多い 課題曲「サンタが街にやってくる」や「きよしこの夜」、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」等々、クリスマスソングには名曲が多いのですが、季節物である以上、1年のうち2日くらいしか、演奏や聴く機会がありません。しかし、考えようによっては1年に1回は聴くのですから、人生を通して考えてみると、かなり何度も聴く歌ともいえるかもしれません。そして皆さんの思い出の1ページに刻まれていくわけですね。もちろん新しい1ページが来ない人もいると思いますけれど! 冗談はさておき、クリスマスソングに名曲が多いのは事実です。まず下の動画をご覧くださ
シリーズでお送りしてまいりました「コード進行を分析して、分からなかったときの解決策」、今回でひとまず終了です。お付き合いありがとうございました。 前回は「転調しているように見える箇所を、転調しているのだと思い込んで強引に分析する」という方法をご紹介しました。これを行うと以下の図のように、綺麗にキーがチェンジしているということが結果としてわかりました。この仮定が間違っていたとしても「間違えだったという情報が得られる」のだから、仮定をゴリゴリと検証することが大事、というのが前回の趣旨です。 なぜ転調できるのか?なぜ転調したのか? さて、残された問題は「なぜトライトーン先のメジャーキーに転調したのか(Fm→B)」ということです。この問題はゴリゴリと検証するだけでは見えてきません。ある程度経験が必要です。またこの段階になると、画一的な「正しい分析」というものもなく、様々な解釈が可能であると思います
Neralt:音楽理論家/DJ/演奏家。「簡潔」で「実践的」で「役に立つ」をコンセプトに音楽理論の情報を発信しています。DTM/DAW/トラックメーカーといった楽譜が苦手な人に向けて書いています。 本書がどのような内容なのか確認したいという要望が多いため、本書冒頭からインターバル終了までの項目から「練習問題を除いたもの」をメンバー限定で公開致します。 【メンバー登録及びダウンロードはこちら】Facebookアカウントを使って簡単に登録することも出来ます。 あわせて、広く公開することで、インターバル(音程)およびトライアド(三和音)の正確な理解が広がればよいなと思っています。市場で販売されている音楽理論の本はわかりにくい、と私は思っていますし、一般のユーザーの方も同じように思われているようです。 本書は、日本音楽理論研究会でも発表しましたが、そういったユーザーからの声をうけて楽譜が読めない方
MPC2000XLに代表されるパッド付きサンプラー演奏のHow to 本、「Rythm and Finger Drumming ( http://bccks.jp/bcck/121096/info )」から、リズムについて書かれたエッセーの抜粋です。 グルーブのあるリズムをプレイすれば良いか、参考になれば幸いです。 What is a GROOVE 最高のグルーブをだしたいとビートに関わる人間であれば誰もが常に考えています。しかし同時にもはや「GROOVE」はマジックワードと化しており、これに関わる議論は怪しげな精神論から有名アーティストがいっているからというだけのチープなもの、それから本当に価値のあるものまで本当に様々です。もちろんこれはたった一つの答えが出るような簡単な問題ではありません。 ここでは私が考えるGROOVEについて書いてみることにします。 ズレとピッタリ 人間が演奏すると
しかし今回は、歌詞ではなく音楽理論オタク的に、aikoが得意とする切ないコードについて注目してみたいと思います。 ということで、aikoの代表曲「花火」の分析いきましょう。 まずはいつも通りコードと歌詞を示します。 キーは本来はFメジャーですが、移調しCメジャーにしました。 こちらのほうがわかりやすいので。 「Aメロ」 眠りにつくか〜 あなたのこと〜 /C△ Bb△/Am Ab△/Em Am/FM7 G△/ 夢は夢で目が〜 花火は今日もあがらない〜 /C△ Bb△/Am Ab△/Em Am/FM7 G△/ 「Bメロ」 三角の目をした〜 恋の知らせを〜 /FM7 Fm7/Em7 Am7/FM7 Fm /Em Am / 右腕に止まって〜 疲れてるなら〜 /FM7 Fm7/Em7 Am7/Dm7 Em7/FM7 F△onG/ 「サビ」 夏の星座に〜 こんな
はじめまして、Neralt(ネラルト)です。 私はジャズ、ロック、クラブミュージックの領域で活動するキーボーディスト、DJ、トラックメーカーで、MPCに代表されるサンプラーをリアルタイムに演奏する通称「指ドラム」の教則本「Rhythm and Finger Drumming」を書いたり、日本音楽理論研究会で研究発表をしたりする「音楽理論」の研究家でもあります。 本書、「Traditional Music Theory For Contemporary Musicians」は、現代に活動するミュージシャン、特にクラシックやジャズ以外、つまり楽譜やコードに慣れていないミュージシャンのために書いた音楽理論の本です。 私は自身の活動の中で、多くのミュージシャンが音楽理論にコンプレックスを持ち、また悩んでいることを実感していました。 特にベースやギターといった楽譜を読むことになれていないミュージシャ
今週はニコニコ生放送にて「けいおん!!」及び「映画けいおん!」一挙放送があるということで便乗させていただき、音楽理論講座の楽曲分析の対象を「けいおん!!」最終話、それから「映画けいおん!」にて演奏されるキー曲「天使にふれたよ!」とさせていただきます。 Neralt:音楽理論家/DJ/演奏家:「簡潔」で「実践的」で「役に立つ」をコンセプトに音楽理論の情報を発信しています。DTM/DAW/トラックメーカーといった楽譜が苦手な人に得に向けて書いています。著作については →こちら なぜ「天使にふれたよ!」を選んだのか 「けいおん!」で使われた様々な楽曲の中から、なぜ「天使にふれたよ!」を選んだかというと、複数のけいおん!識者の方からですね、『どれか一曲分析するのであれば「天使にふれたよ!」しかない』という熱い意見をいただきまして、素人の私としては「Cagayake!GIRLS」や「Utauyo!!
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『DOMAIN ERROR』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く